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偶然と運命は、きっと、紙一重。
大学院時代の夏休み。お金はないけど時間はある。そんなわたしにぴったりだったのが、青春18切符。
ここ最近、わたしの所属するコミュニティ #旅と写真と文章と でも何度か話題になっている青春18切符。この青春18切符の旅でちょっと漫画みたいなことが起こったので、忘備録、いや備忘録として記録しておきます。
えへへ。
それは、草津(滋賀県)から東京都内へ移動するときのこと。
静岡駅で313系に乗車し、ちょっとはしゃいで車窓から見える線路をカメラにおさめ一息ついた私の目の前に、何やら見たことのある人が座っていたのです。
・・・。
ちょっと目を細めてみる。
(あ、やっぱり・・・)
ちょっと、手を振ってみる。
(気づいてくれない)
もうちょっと大きく手を振ってみる。
(やはり、気づいてくれない)
しびれを切らしたわたしは電車の中だというのにそれなりに大きな声で
「ちょ!おにいちゃん!!」
と呼びかけてみる。
ロングシートの向かい側に座っていた男性が、目を細めたと思ったらすぐに目を見開いた。
そして、笑い始めた。
「ちょ!なんでここにいるの?」
はい。
ロングシートの向かい側に、わたしの叔父が座っていたのです。
東京在住のはずの叔父です。
我が家の電車大好きは、母方の祖母・叔父ときてわたしまで受け継がれているわけなのですが、その叔父が何と同じ車両に乗っていたのです。
いやー、話を聞けば叔父は大阪からいそいそと青春18切符で旅をされていたそうで・・・。静岡から新宿まで、たぶん道中の3分の1くらいを叔父と過ごしたのでした。
偶然なのかな。
必然なのかな。
まぁ、どっちでもいいんだけど、きっとこの2つは紙一重なんだと思う。
あと、これが重なるのはきっと運命なんだと思う。
運命は、直感でわかるのかもしれない。
それだったら、信じた直感を大事にしたいなぁと思う。
もしかしたら、あとから振り返ってみて「あぁ、これって運命なのかもしれない」ってなるのかもしれない。
それだったら、その大事な過去を時折眺めながら過去が重なってきた今を大事にしたいなぁと思う。
どちらにせよ、私は「運命」を信じるし、信じたいなぁと思います。
だって、その方が、楽しそうじゃん。
こんな不思議な出会いに遭遇できる青春18切符。あぁ、久しぶりに鈍行にゆっくりと揺られて旅をしたくなってきたよ。
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