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ベトナム人に愛されている食事 “フォー”

ベトナム人に愛されている食事 “フォー”

~ ちょっとレシピ教えます・・・


フォーはとても食べやすい麺です。

一日中、食べていてもあきません。私は南部の人間ですが・・・麺類が大好きです!

ベトナムのフォーを食べたことがある日本人の方も多いと思いますが、
ベトナム産牛肉は脂っこすぎず、さっぱりとした味わいで食べやすいので、多くの人に好まれています。
牛骨から煮込んだ甘いスープ、特にベトナム南部のフォーは北部に比べて少し甘い味になりますが、北のフォーには味の素が使われています。

フォーの起源はナムディン省と言われます。

ナムディン省はハノイから東南方向に約80km程離れた場所になります。
今日知られているフォーは、20 世紀初頭に誕生し作られたと言われています。また、1939年には、鶏肉のフォーが登場しました。
当時は月曜日と金曜日の週2日しか牛肉が売られていませんでした。何故、週2日間しか売られていなかったかは不明ですが、おそらく、牛と水牛が依然としてベトナムの水稲農業の主力であったため制限されていたのではないかと言われています。そのため、牛肉フォーのレストランオーナーの多くは、牛肉を使えない、週2日は休業しなければならず、このような背景からとり肉(チキン)フォーが誕生したようです。以来、「牛肉のフォー」と「鶏肉のフォー」という 2枚看板が主流となったそうです。

フォーのレシピ

フォーの主な材料は、米麺とスープ、そして薄切りの牛肉または鶏肉です。フォーに最適な牛肉は国産牛(国産牛、黄牛)とその骨です。そして、フォーと一緒にだされるものは、コショウ、レモン、魚醤、唐辛子、黒いと赤い甘辛ソース、野菜、もやしなどです。生もやしをボイルもOKです。
スープは、牛骨にスパイスを加え煮込みます。骨を洗い、骨に付いている肉をすべてそぎ落とし、鍋に入れて冷水で煮ます。牛骨の異臭が煮汁に混入するのを防ぐため、最初に煮た湯は捨てて、もう一度煮ます、これを煮汁として使います。
焼き生姜と玉ねぎも同時に入れます。水が沸騰したら、火を弱め灰汁をすくい、全ての灰汁を取り除いたら、少量の冷水を加え、再び沸騰し続けるのを待って灰汁を取り除きます。灰汁に残留物がなくなるまでこれを続けます。
次に、いくつかのスパイスを加えて、骨から出る甘い物質がスープに溶け混むまで十分な時間をかけ煮込みます。
スープの良し悪しはスパイスで決まります

このスパイスが・・・
カルダモン、ジンジャー、スターアニス、クローブ、コリアンダーシード、シナモンスティック、シャロット、そして牛の尾となります。

フォーは通常、朝食料理として、または夜の軽食として出されます。

大都市のお店では、朝昼晩問わず一日中楽しめます。
南部と一部の地域では、フォーは、玉ねぎ、もやし、コリアンダーやバジルの葉などのハーブの皿と一緒に提供されます(コリアンダーはフォーの典型的な葉です)。
ハノイのフォーには野菜はつきませんが、フォーにクワイを添えています。
サイゴンではクワイ焼きをお粥と一緒に食べるだけです。
因みに「クワイ」は、小麦粉で作って揚げたもので、揚げ麩の一種です。

皆様も是非一度、本場ベトナムのフォーを食べてみて下さい。

因みに・・・フォーのインスタント麺もスーパーマケットでたくさん販売されています。
お土産で買い、ご自宅で、ビーフを入れ、もやしや玉ねぎ、小ネギと胡椒かけて、オリジナルフォーを調理し食べてみて下さい!!


↓↓ここからは、少し私のお客様のおはなし・・・

ではなく、ベトナム進出を目論んだ中国BYD社のEV車についてお話しをします。

2023年5月にBYD社(中国の電気自動車メーカー)創業者である王伝福氏がベトナムに訪問した際に、ベトナムに工場を建設すると発表し、BYD社のベトナム進出が周知の事実となりました。

工場建設の予定地として、フート省のフーハ工業団地(敷地約100ヘクタール規模)が選ばれましたが、施行日はまだ検討中との当時発表でした。その後、戦略の変更と電気自動車市場の減速により、計画は凍結となり、プロジェクトを開始する適切な時期を模索しているそうです。
一方、BYD社は2024年7月4日にタイに電気自動車組立工場を稼働させた、と発表しました。

米国や欧州市場は、EV車で苦戦を強いられている中、他国EV車メーカーに対する増税措置等を講じています。そのため、中国メーカーであるBYD社は、米国や欧州での工場建設をあきらめ、東南アジアをターゲットにしたようです。

このような背景の中、BYD社がタイに工場を開設しました。これはBYD社にとって東南アジア初の工場でもあり、目玉となっています。工場は純電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)の2種類のEVを含め、年間15万台の生産能力を保持しています。

ロイター通信によると、工場建設に総額最大14億4000万ドルを投資している。タイ投資評議会のナリット・テルステラスクディ事務総長は、「BYD社はタイをASEANや他の多くの国に輸出するための生産拠点として利用している」と述べました。

なお、ベトナムメーカーであるVINFAST社は、東南アジアの電気自動車市場でBYD社につぎ、シェア 2 位にランクされます。 (ロンアン省のオンライ新聞により)

VINFAST社の自動車および電動バイクの工場は、ハイフォン市カットハイ地区のディンブー工業団地の 335 ヘクタールの土地に建設されています。

2019年6月14日に操業開始

ぜひ皆さんもベトナムの美味しいものを食べながら、ベトナムの地場産業の発展について一度考えてみて下さい!! それではまた。


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