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怒りノットSDGs

続けるには根気がいる

正直、ちょっと飽きてきている。自民党の裏金問題とフジテレビの杜撰なガバナンス。

ニュースを最初に目にした時ほどの怒りが湧いてこない。そう考えると、怒りを持続させるのも簡単ではない。

簡単ではないから、権力を握った人間は、こちらを焦らす。風化させようと企む。

森友学園もそうだ。のらりくらりの答弁で時間を稼ぐ。真実に届かないように躍起になる。

日々、ニュースは発生する。大小関わらず、ニュースは生成される。

SNSのアルゴリズムのように、新鮮なニュースに人が食い付くのは仕方がない。鮮度は食べ物同様に重要だ。

そうなると、やや鮮度の落ちたものは、少しずつ忘れられていく。忘れてはいけないと思いつつも。

現代は権力者には好都合な世の中なのかもしれない。SNSを開くと、鮮度の高い情報が飛び込んでくる。

時間があれば底の方まで潜っていくが、時間がない人は上位にある物事しか見ない。続報への関心は薄れて行っているように思う。

そうなるとメディアも鮮度を追いかけがちになる。だから検証番組や、続報を打つメディアは貴重だ。

裏金なんてもういいでしょう、とか、安倍晋三の国葬の是非も飽きた、とか、フジテレビも10時間会見したからいいのでは、なんて考えが浮かんできてしまう。権力者の思う壺だ。

あちらは狡猾。こちらの関心を逸らそうと、あの手この手を使ってくる。

なんとか食らい付こうとするけど、手を変え品を変えて有耶無耶にしようとしてくる。その手数が多いから厄介だ。

いつまでも同じことを考えているのは、正直しんどい。我慢が必要だ。

持続可能、そうSDGsは、簡単ではない。ダイエットが代表例かもしれない。持続って難しいのだ。

怒りを持ち続けることって、簡単なようで実は難しい。無関心が楽だと思う。

楽だけど無関心でいたから、今の世の中を生んでしまっているとも言える。政権与党の政治運営は問題だけど、そこにボクらの非がないわけではないから問題はややこしい。

特にボクは、白黒で物事を考えがちだ。グレーを愛せるには、もう少し時間がかかりそうだ。

ひとりの政治家の全てを愛せるか、といえば愛せない。ボクの意に沿わないこともある。悪いことをしていたり、差別的な発言をしていたりする。100%好きはあり得ないけど、70%くらいは愛せるかもしれない。

でも、心は100%を求めがち。そうなると例えば、好意的な政治家が問題発言をすると、ちょっと嫌いになる。嫌いになるけど70%好きだから、やっぱり肩を持ちたくなる。持ちたくなるけど、やっぱり30%の嫌いな部分があるから応援するのは…なんて思えてくるとモヤモヤが止まらなくなる。

常に問題意識を持ち続けるには、ニュースに触れる、新聞を読む必要があり、続報を積極的に自分から掴みに行くのがベターなのかもしれない。なんでもそうだけど、労力をかけずに望むものは得られない。

その労力を暮らしの中で受け入れられるか。権力者は奪いに来る。物価が上がる。ガソリン料金が上がる。そうなると生活最優先なので、関心は身近なモノに向いてくる。

気になっていた問題への意識は薄れていく。ほくそ笑む権力者の顔が浮かぶ。悔しい。

飽きて風化させてしまう。それだけは避けるようにしたい。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!

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