【詩のようなもの】3月2日
渋谷の街を見て
私の尊敬する映画やエッセイの言葉は
彼らには届かないのだろうな
と思う
ストレスをかけないように生きて
さいご
美味しいお肉になったら
残さず食べてほしい
人が滅べば自然は戻る
とすれば
今なおも私たちが生きる意味は何か
車にひかれた同胞を
悲しむ時間もなく
食糧を探す鼠と
兄弟を失い
父をも失い
あげく己の体も壊した
それでも、残る家族のため
生きる彼との違いは何だろう
私の哲学は
いつだって偏っているな
死んだら
綺麗な山か森に埋めてほしい
木漏れ日が降り注ぎ
動物たちが集まるような
そんな場所に
怯えて逃げていく動物たちも
姿が見えなければ
彼らの陽だまりに迎え入れてくれるはず
君が
最後の一段を上らずに
勝ちを譲ってくれたグリコ
あの夜の時間が
そんなこともあったかと
楽しかった出来事として
思い出せるぐらいに
私は今幸せなのだ
もはや、
私のアホ毛は
春のふきのとうのように可愛らしく
もちもちのほっぺも
あんこの詰まった饅頭のようで
愛おしい
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