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忙しないに似た音

しろまるのような光の粒が貘も遠ざけていた
塩と砂糖では表面のぬめり方から違う
と同じ調子で突然に分かった
暗がりなのにお構いなしに隣の部屋からやってきて
忙しないに似た音を立てながら瞼を半透明なトーンまで引き下げた
子どもの憧れみたいな量のアラザンを頬張った黒羊はどうやら帰る気がないようだよ
心の底と屋根裏が糸電話で繋がっていればいい
いつもいつも甘い顔をしてくれる方の歌姫に頼ってはみたけれど

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