ウニャ・ティロテアル

詩のようなもの。単体で存在する隙間。Psuedo Poetry(似非詩)。それぞれの解釈で零れ落ちてしまっていた言葉を拾い上げたり、お気に入りのコインや切手なんかで隠したりしてみて下さい。

ウニャ・ティロテアル

詩のようなもの。単体で存在する隙間。Psuedo Poetry(似非詩)。それぞれの解釈で零れ落ちてしまっていた言葉を拾い上げたり、お気に入りのコインや切手なんかで隠したりしてみて下さい。

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最近の記事

    • 震気楼№025

      元々あった、という意味ではない「失われた自分」が確かにある 寄りかかれるほど信頼しているセンスを視覚化する事でそれを取り戻す作業が創作 どこかで満足する瞬間が来るのかもしれないし、そんな風に想像すると少し怖い部分もあるけど、その時はそれで幸せだろうから良い

      • 台詞39

        「年齢に見合わないような無邪気さで『イラマチオって何?』と訊いてくるのはさすがに禁じ手というか。『フェラの一種でね…』と説明を始めた途端に『なんだフェラの一種かー』って納得するのもね。メタ認知が低すぎるんだよ、そのルックスでそれを知らないくせにテクは百戦錬磨とか、天然のあざとさに自覚が無さすぎて同性に嫌われる要素のトップ5に入るだろ。『そういうとこやぞ』って言っても通じないしさー」

        • ネッカチーフでオープンカーに

          恐らくフランス語ではHは発音しないからFに置き換えたのだろうね。あとはチェーンドライブかどうかって問題だが、何にせよバイク製造からの技術的フィードバックなのは間違いない。つまり分かりやすく言うと、寝室からガレージを抜けてこっそり裏通りに現れたダンスパンクって感じさ。まだジェーンの可能性は否定できないって?それは無理筋というものだろう、あいつは女と食い物にはまるで興味がない。ステレオと名乗ってるからってそれがガジェットかどうかなんて誰に見分けられるんだ? タイトル:Super

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        • 5/4(五秒詩)
          51本
        • 震気楼
          25本
        • 「フェルリジシュワ」のセリフ集
          39本
        • 葬式で流してほしい曲なんてそうそう見つからない
          44本
        • おはなシ
          48本
        • 相変わらず「分類不可能」と書かれた札を首からぶら下げて
          28本

        記事

          escapengines;ヴェッセルシティ

          おそらく燃料はまだあったんだ タンクの傷み方でなんとなく この色をいつまでも見たい 今の住人もみんなそう言うから それも“ぬか喜びの大地”のおかげ 登ってくるの大変だったでしょう? あんな旧式な装置で十分なものですから お二方は何かをお探しなのですね またいつかお話が聞けたら幸いです

          escapengines;ヴェッセルシティ

          5/4(五秒詩) #49

          空虚な身に詰めるタイプの鎧だった

          震気楼№024

          悪魔は美学を持っていそうでその中に過労死は含まれないんじゃない もっと働こうと唆してくる悪魔は天使だった頃を忘れられないんじゃない

          拘・濘・酔

          デイは日々思うのだ 氷が溶けなければ 濃密に過ごせるのに 骨抜きの元は従順な砂浜 ヅツミコ・ワオカオ・エーフ これ等のリズムを直ちに合わせろ 思い込みもなしに 異物をただ志せ いつか水を脱し、聖女と懇ろになる デイは今日も夢見ている

          男は「焦点」と名乗り、不安要素はないと言った

          意図的に恐怖心を羽織れなくしたから 際限もある事は不可避なのかもしれません experimentalを遍く“変態”と訳せば君にまで届きますかしら 軽い歯触りで釣竿をしゃくるのに絆されて 地獄でも別に構わないや、って覚悟から順番に耳福が贈られます それはアーモンド型の誘い水にもよく似て 暗めのアジュールブルーが二重になるその時に フロアタムの響き方へのちょっとした配慮、シンセは錆猫(の鳴き声)だしまぁすぐに終わるから タイトル:Amygdala 収録作品:Insane Is

          男は「焦点」と名乗り、不安要素はないと言った

          遥かなるイスカルナ

          【誰も巻き添えにしたくない】 とまだ言葉にもできない齢(弱い) 真新し利き腕の包帯 やっと買ってもらえたパレットナイフ 1/3の悪魔の数字で いつでも踏み出せる場所を 13ヤードに満たない厚みの街で かさぶた色の内壁に描いておく 45°に傾けた十字架みたいに ときどき脇腹が痛くなる ぜんぶないしょ

          遥かなるイスカルナ

          震気楼№023

          自分の中に猛毒が元々あってそれとの境界線(輪っかになっている)を心の外まで押しやるイメージ。押し返すほどの力がない時は全身ひたひたに浸かってしまう。絶対に触れてもいけないと気づけない程度にしか己れの幸せを祈れなかったのだ。黒糖ピーナッツかりんとう食べる。

          君に見せたくないものがある

          ボンネヴィルの最速レコードなんて知ったこっちゃないマイペース レスリーの空っ風も最前列の甘ったるいハムも 全ては塩湖の涙を崇拝しているはずなんだよ 目を覆いたくなるようなあれやこれやを はぐらかした悲しみの舌に乗せて 見つかるわけないって お守りの樫の切れ端に握り込めながら クワイアの遺言みたいに噛みしめた 単純な名乗りほどのありったけ深慮 何でもかんでもご機嫌麗しゅう、それだからこそ 極上のスイーツをそっと日陰に置いたのさ タイトル:Everything Is Fine,

          君に見せたくないものがある

          台詞38

          「男女問わず『デリカシーを持ち合わせつつ自虐に走りがちな面倒くさいヤツ』が最高に決まってるじゃないですか。そうでしょう?手間いらずなんてレトルト食品だけでいいんですよ。“支配”の幼児性に自覚的で悪びれもしないなら、また話は変わってきますけど」

          ハニバニには“おばかさん”が混じってた

          切った尻尾を擬似餌にして サボりの口実に自分でウソ泣き シーツのオバケの上で寝てるくせにね 血糊を背景色にした捻り声 を上げたけど 誰かのパンの焼かせ方を 嫌々でも教わるの リップが付いた吸殻を踏み消して 「お前に俺の背中が守れたのか?」 と刺青にするつもり たとえ変わっていたとしても それは【あなたの番号】だから タイトル:Bunny Goes 2 Business School 収録作品:Hourglass アーティスト:idialedyournumber

          ハニバニには“おばかさん”が混じってた

          5/4(五秒詩) #48

          Fall's Eyelashes