荒くれる崖
酒精で希釈できる程に弱々しいナイフなら
去勢して野に放つのか
虚勢の包帯に巻いてしまいこむのか
満月に背を向けられた寝床に
慚愧の鉛弾がカビ臭くめり込む
血を流しながらやってくる明日を飼い殺しにすれば当座の溜め息に噎せ返るばかりで
長い残響に似たトンネルに擦られ
言葉の蛹に埋もれて起き上がれもしないのに
本能が命乞いをする
その永遠の一歩から愛されていても
いいなと思ったら応援しよう!
このの記事が気に気に入ったらサポートをしてまみませんか?
酒精で希釈できる程に弱々しいナイフなら
去勢して野に放つのか
虚勢の包帯に巻いてしまいこむのか
満月に背を向けられた寝床に
慚愧の鉛弾がカビ臭くめり込む
血を流しながらやってくる明日を飼い殺しにすれば当座の溜め息に噎せ返るばかりで
長い残響に似たトンネルに擦られ
言葉の蛹に埋もれて起き上がれもしないのに
本能が命乞いをする
その永遠の一歩から愛されていても