SUICIDIST
固定軸のない
スケートリンクの座標を
毎秒 表情を変えていく
“確信”に
盲導される
スーサイディストは
いつも陽気だ
ほら その髪の間に
つないだ手の間に
尻ポケットの中に
かくしきれずに
あえいでいる
栄養(=思考)さえよければ
蔦のように
体中を覆ってしまう
灰色の胞子達よ
いずれ
を
いついつ
と
書きかえまいとして
冷汗で酒を割り
ため息で怒りの窓を曇らせる
無記名の
人生達よ
おとなしい誇大妄想狂よ
潜在的というだけで
否認しようというのか?
必ずしも
否定的ではない
むしろ
哲学の裏書きとして
必要
かもしれない
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