初めてのグラレコ
巷で話題のグラレコに挑戦してみました。
新しい働き方LAB主催のイベントで、グラレコ初心者向けの講座が先週開かれ、それにオンラインで参加です。
講師は、福岡を拠点に長年様々なキャリアを積み、今では福岡女子大学社会人学び直しプログラムコーディネーターとして、グラレコのエバンジェリストのような存在の岸さん。
グラレコとは
Graphic recordingのことで、簡単に言うとイラストや図、色がテキストに追加された議事録のことです。テキストオンリーの議事録よりもより視覚的に訴えかけることが可能で、理解が深まるとして、いま注目が集まっています。
ただ、イラストを加えるといっても何をどう描いていけばいいのか、イマイチわからない私のような人間は多いようで、セミナーも頻繁に行われているようです。今回は、フリーランスをはじめとした新たなタイプの働き方を提案する「新しい働き方LAB」が主催、日本HPが後援だったイベントに参加してみました。
書き方のコツ
「グラレコ」と思いっきり固有名詞化されていますが、要は「議事録」ということで、それを聞いた私は少しホッとしました。あくまで自分向けですが高校の時からノートを効率よくとることは意識を傾けていて、板書を書き写す際に、教師のコメントや、自分なりのツッコミ・疑問は一緒に書き込み、あとから色ペンを使い清書をしていたのです。受験対策ではあったのですが、結果として大学でのゼミのメモ取りや語学学校でのノート取り、社会に出てからのミーティングminutesの書き方にもいい影響を与えていました。
それに色を付けていけばいい・イラストをつけていけばいいわけです。
図形を入れたらおもしろい
もともと絵に苦手意識のある私は、あまりイラストは描いてこなかったのですが、岸先生は「シンプルな図形を組み合わせれば、イラストになる」と。
これはちょっと目からうろこでした。
□とLを組み合わせればビルになります。(ちょっと雑ですが)
図形なら書けますし、四角や丸をならべて書いていくのはもともと好きだったので、これは描くバリエーションが増えそう!と素直に喜びました。
表情や気持ちもいれる
議事録に表情や気持ち?といぶかしがる方もいるかと思いますが、意外と表情が書いてあると、その場の雰囲気や自分の率直な感想などをストレートに表現できます。
上寄りに表情を書けば「同意」や「注目」。下に寄せれば「検討中」「これから理解します」「フムフム」など。
眉をつければ、もっと手軽に心境を表せます。困った顔や怒り顔ですね。
「極力シンプルに」「あまり上手を目指さないで」これが教わった内容です。
図形をいじることでフレンドリーなイラストができるなら、いろいろ活用していきたいな、と感じました。
型にこだわらない
グラレコ!とかっこよく言ったところで、所詮は議事録。見た目のきれいさより、分かりやすさが命です。
細部にとことんこだわったパワポプレゼンよりも、メリハリつけたA4一枚の提案書にインパクトがあるのと同様に、視覚に訴えることが大事。
イラストや差し色を効果的に使うことで、うまくまとめることができれば文句なし。ということで、これといった型がないこともグラレコの魅力です。作り手それぞれの個性が出るんですね。
前回書いたFigma利用のデザインと同様に、イラストつきの議事録も力を入れてやってみよう、と思った次第です。
まとめ
手もちのPCがタブレット利用にも対応しているので、Win10でも使いやすいお絵かきソフトを物色中です。このご時世iPadむけの記事はよく出るのですがWin10向けのものは少ない。。OneNoteは使いづらかったので、他にないかな、とパラパラ検索しています。
冒頭の写真が、講義の際にとったグラレコ。黒と赤でシンプルにまとめました。ここでも楽しみが仕事につながりそうです。