私の名前、「夢と成れ」
私の名前は
葛城 真(かつらぎ まこと)
と言います。
葛城は奈良の地名、「かずらき」という能の曲目もあります。このお話は葛城の一言主の神が橋を山の間に架ける事を依頼されたにも関わらず、自分の容姿を恥じ夜しか仕事をしなかったために、依頼主の手で岩穴に幽閉された、という伝説に基づいています。この事から【叶わぬ恋】を象徴する神様になってしまいました。
古事記ではかの雄略天皇に礼を尽くさせた事になっています。もともと何でも一言で効験を表す神がこれとは少し情けない気もしますが……。(この罰当たりめ)
私は最初名前と言いましたが本当は字のようなものです。好きな名前をつけさせていただきました。
まこと
人を欺かない。名字の一字を持ってくれば「真葛」。
古語の枕詞で【後も逢う】。
夢と成れ 叶わぬ恋よ 真葛
我が名を反せば また逢えん