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ビジネス書図鑑 〜これからの教養編〜 読書会レポート

2020年2月29日(土)横浜にて、ビジネス書図鑑 〜これからの教養編〜(以下、ビジネス書図鑑2)のリアル読書会を実施しました。

新型肺炎が話題の中、少人数かつ個人の活動でありましたので、予定通り実施をしました。読書会の様子をお伝えします。

なぜ読書会を実施することになったのか

きっかけは、企画の相棒である、まる子さんが「ビジネス書図鑑2で読書会したいね」とツイートしたことがきっかけです。(1/17)

やりましょうか、と話をしてから、フェイスブックグループを作成し、約1ヶ月でイベント実施となりました。(オンラインもあらためて実施予定です)

ビジネス書図鑑2で読書会を企画した理由の一番は、「今すぐ役に立たない、でも大切なことを語りたい」という思いです。今回のビジネス書図鑑は、これからの教養編とタイトルにある通り、ビジネスというより、人生を考える本が多いのが特徴です。

だからこそ、今の悩みを解決するとか、明日に役立つスキルとか、そういったものよりも、ただ深く考えたい。自分の考えや相手の意見のその先にある共通点や違いは何なのか、そこからどんな気づきがあるのか。そういったことを語りたいと思って企画をしました。

知的好奇心を満たしたい

それが一番の動機ですね。もちろん、参加していただく方のことを考えますが、企画者であり、ファシリであるサナフミが一番楽しんでいる自信があります。

ビジネス書図鑑2を購入して、しかも読書会に参加しようと思う時点で、上記の条件を満たす人ばかりだと勝手に思っています。

第1回 リアル読書会

当日は、5名という少人数のため、横浜のカフェで実施。

課題図書は「21 Lessons」ユヴァル・ノア・ハラリ
参加者希望者のアンケートにより、選出。
なんとも、物好きな集団であります。

大きな流れとしては
⑴それぞれの印象に残っている章を紹介。
 その理由とそこからどのように「誤読」したのか

*誤読とは、「誤った解釈をする」ではなく、読み手による「自由な解釈」のこと。ビジネス書図鑑2でも、推奨されている読書の楽しみ方。

⑵その後、テーマを設定して、議論の深掘り
(の予定だったが、1で終了する)

⑴で、出てきたのが、瞑想、文明、目次(後述)

上記3キーワードだけを見たら、なんの集まりなのか不思議でたまらないでしょう。(とはいっても、お店の人が「退室時間は気にしなくて良いですよ」といってくれるほど盛り上がっていた)

瞑想について語る

まず、瞑想に関しては、こんな話がありました。

参加者の一人が、いかに普段自分が、自分自身、ないしは生きていること自体を意識することがないかを瞑想の章を読んで感じました、と発言。

そういった視点を持って日常を過ごすと、サウナでの水風呂で、血行が良くなり、普段意識しない自分の血液の存在をあらためて認識する。

そして、まさにその時「自分は生きている」と感じた、らしいです。

なんとも独特な瞬間に「自分自身、生きている」ことを自覚するものですね。さらには、寝る瞬間に「死」について考えると、より生きていることが明確になってくる。という話も飛び出しました。

こんなこと、普段考えていても(考えないですが)、他人に話すことはないですよね。すぐに役立つことでもない。でも、そもそも「生きているとは何か」と考えることは、ときに必要なのではないでしょうか。

そこから、それぞれが自分の心の奥底にアクセスするには、どうやって自分と向き合うのか、という話で盛り上がりました。

文明と瞑想がつながる

続いて、文明の話。

異なった国で、異なった文明で生きてきたとしても(思っていても)、すでに現代は世界は一つの文明(グローバルな文明)になっている、という話。(第7章)

文明という時間軸で、同じなのであれば、一個人が認知できる集団の差異なんて、誤差の範囲ではないか、と考えたりします。

そう考えた時に、自分自身をどのようなレイヤーで捉えるかで、自分が何と同じで、何と違うのかが変わってくる。という気づきを得ることができました。

つまり「私は男であるので」という文脈で話をしたら、性別のレイヤーで差が生まれます。一方、人間って考えたら性別は関係なくなり、違った差異を考えるようになります。

言葉にすると、考えるのは簡単そうですが、やってみると難しい。特に、人間までは言語化できても、それ以上の「自然」とか「宇宙」に行くと、ヤバイです。(うまく言語化できない)

そんな話をしている時、先ほどの瞑想と話は繋がり、より深い(普遍的な)レイヤーで感じ取るためには瞑想(自己と向き合う)が必要なのではないかという話になりました。

さらに言えば。今まで認知ができなかったレイヤーにアクセスができるようになるように、より内面と向き合う。そういったことをしているのではないかと言う意見も。

文字にしてしまうと、議論の臨場感が30%以下になってしまうのが残念。(俺にも語らせろ、もうちょっと聞かせて、って人はぜひご参加を)

目次(全体を語る)

真面目に準備する人っていうのはいるもので、こんなメモを用意されていた人がいました。

画像1

画像2

これはflier(要約サービス)の内容を冊子型でプリントアウトして(縮小して余白を作るのがポイント)に、ご自身の考えを書き込んだもの。

その中で出てきたのが、サイモン・シネック氏のゴールデンサークルと目次の繋がり。

WHY・HOW・WHAT = 内面・虚構・アルゴリズム

アルゴリズムに踊らされず、虚構があることを自覚し、内面を見出し、発信する。
これが自分の人生というブランドを作るのに大切なのではないか、という話。(この辺り、誤読の誤読になるので、訳が分からなくなりそう)

なるほど、って思いますね。

ビジネス書図鑑2の良さ

読書会を実施して感じたのは、ビジネス書図鑑2だけでも、誤読ができるということ。正直、骨太の本を完読して、さらに自分の考えをまとめるのは、ハードルが高い。けれども、このビジネス書図鑑2が手元にあれば、そこから自分の考えがアウトプットできる。

最近になって本を読み始めた、という方も直前にビジネス書図鑑を開いて、ご自身の考えを言語化することにチャレンジができていました。

読書会において、共通言語となるのが、ビジネス書図鑑であり、自分の考えがまとまらない時に頼りになるのが、この本であります。

さらに言えば、21 Lessonsについて読書会をしているのに、嫌われる勇気、ファクトフルネスなど、関連する本の名前が飛び交うのも、この読書会独特のものですね。

「あの本に書いてあったことと似ているよね」と一言自分で発するだけで、自分の頭の中に繋がりができる体験となるのは貴重です。

今後に向けて

この読書会は、継続して実施している予定であります。また、オンラインでも実施する予定です。

今回のリアル読書会を踏まえて、オンラインの内容も考え直しています。事前に、アウトプットする共通のものを作ろうかと思います。(聞くだけOKなど)

新型肺炎で、会話をする機会が減っている昨今ですので、よろしかったら一緒に誤読をしましょう。ご興味ある方は、ご連絡ください。

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