マガジンのカバー画像

あたりまえの日常を手紙に

55
わが子が15歳になったときに渡す手紙です。
運営しているクリエイター

#日常

ちょっとしたブレイクタイムに「タイトル読書」

ちょっとしたブレイクタイムに「タイトル読書」

最近、大学時代に読んだ本の再読を始めました。

一度読んだ後(中には読んでいない本も)本棚に入って数年間経ったものを引っ張り出しています。いつか読むだろう(読み直すだろう)と棚に入れっぱなしになっていたので、その「いつか」を強制的に作っているわけであります。

かつて、彼女からもらったものを別れた後も捨てられなかった男です、私は。より多くの新しい本との出会いのためにも、ここで本棚一掃キャンペーンを

もっとみる
#31 全ては、ワタシ専用で、私のモノ

#31 全ては、ワタシ専用で、私のモノ

(4歳の娘が15歳になった時に渡す手紙です)

最近、祖父母に会いに行けないので、ビデオ電話をかけて、近況についてお話をしています。君が、画面に向かって「ばあば、じいじ」と声をかけると、向こうは満面の笑みで応えてくれます。

最初の頃は、テレビ電話で何を話して良いのかわからず、恥ずかしがっていました。しかし、最近は、幼稚園にいくようになったので、どんなカバンで通っているのか、カバンの中身は何なのか

もっとみる
#10 新しい世界へのドアを手に入れて

#10 新しい世界へのドアを手に入れて

(4歳の娘が15歳になったときに渡す手紙です)

「パパ、いりくちって書いてあるよ。こっちから入ろう」

君は、最近ひらがな読めるようになってきました。まだ、「わ」と「ね」や「め」と「ぬ」みたいに、形が似ているものが難しいようで、読めないものもあるけどね。

ひらがなが読める、と自信を持った君は、街にある看板やお店の中で字を見つけると、大きな声で読もうとしています。多少の間違いなんて気にしてません

もっとみる