見出し画像

災害を自宅で乗り切る為に想像力を働かせてみた

 私は関東圏夫婦2人で住んでおり、ハザードマップで周辺を確認しても周りに海も川もなく、土砂崩れを起こすような山もないような危険度はかなり低いとされているような地域に住んでいます。
マンションも重量鉄骨歩いて5分ほどのところに避難所もありかなり恵まれているのではと思っています。

 こんなところにいたら、大丈夫と思ってしまいがちですが地震、停電、断水、ガスが止まることに関しては起こってしまったら脆弱です。
 避難所に行くということも考えられますが、高齢の方も多く周りに住んでいますし、上でお伝えしたような私の環境であれば約90%自宅待機ということになるだろうと思っています。
 停電や断水で避難所に行っても仕方ありませんし、家が壊れるほどの地震でなければライフラインが戻るまではやはり待機です。

となると、避難所に行く準備というよりは自宅待機のための備えが必要になってきます。よくホームセンターなどで売っている防災バッグは主に避難所にむかう用のものなので、私と似たような境遇の方は防災バッグ以外の充実が望ましいかもしれません。



 ここからは私が自宅待機用で準備しているものを紹介していきます。少しでも参考になれば、幸いです。私の小さな脳みそで想像力を働かせて考えているものなのでご了承ください。

断水

飲料水

 いわずもがなですね。これの他に10本保管しています。なので16本の水。そして、普段から冷蔵庫の中に5Lほどお茶を常備しています。5Lお茶があれば2日は2人で飲むものがある状態が保てます。お茶にしているのは普段から飲んでいるからです。水が止まって急にペットボトルを開けて非日常的なことをするより、少しでも普段の状態を続けたいと思うだろうな・・・と思ってこうしています。旦那はコーヒーをよく飲むので、いつも飲むコーヒーをペットボトルで買って蓄えています。段ボールの水は基本飲み水としてとっておきたいので、断水して2日たっても給水車が来なければ、段ボール開封の儀に移ります。

ラベルレスだとゴミも少なくて良き

トイレ

 以前も紹介しましたが、簡易トイレです。50回分のものを買ってあります。まずはお風呂に溜めた水を使用(そのためにもお風呂に水を溜める)して、使えるところまでいつも通りトイレを使用。お風呂の水が底を尽きたら、いざ開封です。1日10回トイレに行っても、2日半は2人でもちます。お風呂の水で2日、簡易トイレで2日。とりあえず4日はどうにかなる算段です。

トイレにはめて使えるタイプが精神的に絶対おすすめ

お風呂

 湯舟に浸かれなくなるので、からだふきを用意しています。100円ショップで介護用品のところにありました。全身使えるアルコールフリーのものは絶対に欲しいところ。赤ちゃんのおしりふきでも良いかもしれません。そして加えて夏場は冷房もなく、今年のような暑さだとぶっ倒れているかもしれないので、COOLのボディーシートも用意。こんなの気休めですが、わきの下とか血管の太い部分を冷やすこともできるし、夏でなくてもさっぱりしたい男性とかにはあったらいいのかと思っています。

3日くらい存分に使えるだけの枚数欲しい

頭皮洗浄のためにシャンプーシートを買ってあります。2日3日くらい髪を洗わなくてもなんてことないですが、やっぱり夏は・・と思って購入。毎日洗っている人はなるべくいつもと同じ状態が保てることが何よりです。ドライシャンプースプレー(Diane)も買ってあります。

男性が特にあったらいいかも10枚あれば5日は乗り切れる

洗顔は朝晩やりたいところ。アルコールフリーのウェットティッシュでも良いかと思いますが、顔専用のシートを使うのもありです。顔専用だと、化粧水が含まれているので保湿もできますし、荒れずにすむかもしれません。

3年前ほどに買いました。

歯磨き

 歯磨きは、口をゆすぐだけの水があればできることなので、飲料水を使っていつも通り行うのもありですが、いざという時は勿体ない!となるかもしれないので歯磨きシートとモンダミンを用意しています。口腔洗浄は行わないと免疫が下がって感染症になりやすくなるということなので、必ず行いたいところです。12枚シートがあれば、2人で2日はもちます。

無印良品で12枚入り
使用後も口の中をすすがなくて良いタイプで節水

食器洗い

食器洗いはまず行わなくて済むように、紙皿紙コップで対応する。これはもう当たり前なのかもしれませんが、意外と用意がない人もいるかもしれません。カレーのようなものを食べる時があるかもしれないのでボウルタイプも買っておきました。ただゴミが大量にでるのが難点。割りばしやスプーンフォークもあります。

水と油に強いというのも良いポイント

掃除

 災害の時に掃除なんてと思いますが、机の上に食べ物をこぼしたとか、紙皿が終わって陶器の食器を使わないといけなくなったとか、包丁を使用することとかあると思うんです。きっと。なので、すすぎ不要で食器にかかっても安心なアルコール除菌スプレーを買ってあります。普段から使用している方もいるのかもしれませんが、私はいざという時のためです。これと台ふきやティッシュがあればある程度は安心して食事ができ、食事周りの掃除も出来ます。

二度拭き不要、食器にかかっても大丈夫が決め手

その他

 ・あと水を使うことは、手洗いくらいでしょうか。手洗いはお風呂の水などでさっと洗って、アルコールスプレーや除菌シートを用意しています。確実に汚れるものを触るときや、外出時、食事の時とかはビニール手袋をはめてもいいのかなと思い、ビニール手袋は買ってあります。まずは汚さないことに重きをおきたいです。
 ・給水場所は事前に調べておくと良いです。臨時で近くに給水車が来てくれることもあるみたいですが、来ない場合もあるかもしれません。住所だけ教えてもらっても分からない方も多いと思うので、給水ポイントを調べてマップにピンでも打っておいたりすると安心です。

6Lの給水バッグです。車にも5Lのバッグを積んでいます。

停電

生活照明

ランタンのようなものを2つ用意しています。1つでも大分明るく、置いてもいいし、下げてもいいし、手にもって移動してもいいしと思っています。 この他にも作業をするときや避難する際にも使えるように手がふさがらないヘッドライトを1つ。色々な場所に点々と明かりがあるといいかと思うので、IKEAで大きい蝋燭も複数買ってあります。

キャンプ用品だった気がします

調理

 電子レンジや、コンロが使えないので、絶対にここはガスコンロです。焼いたりするというよりは、パウチになっているもの(ごはんとか、カレーとか)を温めるために使うことがほとんどなのではと思っています。なので、鍋に水を入れて沸かすものという認識です。もちろんガスボンベも複数本用意しています。この水は段ボール開封の水を使用の予定です。

場所をとらないタイプにしました

 水を沸かした鍋で電気のとまった冷蔵庫に入っている余りのお肉や野菜にまずは火を通したいので、湯せんできるポリ袋を買ってあります。鍋に直接入れると洗い物が大変なので小分けにポリ袋に入れて火入れするつもりです。そしてまずはそれを食してから非常用食品に移行します。

生活照明のための替えの電池と、IKEAの蝋燭(赤白)、まな板にサランラップを敷いたり、フライパンにアルミホイルを敷いて節水

情報収集

 まずはラジオを聞けるように手動でも太陽光でも発電できるライトにもなるラジオを用意しています。でも手動や太陽光では充電にすごく時間がかかるので普段から気が向いたときにUSBで充電しています。一つの携帯充電器としても使えます。

局は事前に合わせておくと災害時きっと楽

 我が家はまだ発電機は買っていませんので、モバイルバッテリーを常に充電状態にしてあります。3回ほどフル充電ができるモバイルバッテリーが2つあるので携帯については問題ないと思っています。充電できる機械は気が付いた時に充電しています。(パソコン、タブレット、イヤホン、ゲーム機など)そして、私は最近まで携帯にしかLINEを入れていませんでしたが、ふと思い立ってタブレットとパソコンにもLINEを入れました。もし携帯の充電が切れでも、電波基地局が死んでいなければLINEが他の機械で使えますし、電話が使えるのがなにより良いと思っています。

暑さ寒さ対策

 私はこれが一番不安なところです。特に夏は今冷房がなくては生きていけません。冷たいたべものも飲み物もない中かなり苦戦しそうです。冬は着ればまだ凌げるだろうと思っていますが。
 暑さ対策には、まず冷却シート。10時間継続されるので数日間くらいだったら贅沢に使用しようと思っています。洋服にスプレーする冷却スプレーも大分冷たく効果があるので、夏場は用意しています。
 寒さ対策にはカイロ。貼るカイロと悩みましたが、手先などを温めるには貼らないほうがいいのかなと思ってこっちにしました。

ペットもいるので、カイロで少しでも暖がとれればと思っています。

 また暑さ用ですが、充電式の扇風機です。1回の充電で2日くらいは昼の間もちます。小型ですが、結構風力も強いのでCOOLのボディーシートで体を拭いて、この扇風機で冷やすことを考えています。 

何もないと比べたら大違い。侮れない扇風機

まとめ

 断水や、停電で自宅待機の際を想定して準備をしているものを紹介してみました。そのほかにも常にビニール袋や生理用品を余分に買っておいたり、蝋燭をつける用のライターや、トイレットペーパー、懐中電灯など細々と買ってあります。

ゴミ回収も来てもらえないので、ゴミ袋はあって困ることはありません。匂いの出ないタイプもおすすめです。水嚢にするには頑丈なビニールが良いかもしれません。
家の中でも余震が凄かったりしたら怖いので、ヘルメット用意してあります。避難所に逃げる際も被る予定です。

 家庭ごとで必要なものや量が異なってくると思うので、想像力を膨らませて、沢山シミュレーションしておくのが、焦らなくてすむ方法なのかと思っています。防災について忘れてしまいがちなので、思い出したときに少しずつ備えてみてはいかがでしょうか。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集