道
「それてしまった2人の道を、もう一度歩むことは出来ないのかな、、、」
思い出って時に残酷だ。
僕にはない幸せな日々を
過去の幸せだった日々たちが嫌という程
今の僕に突きつける。
「後悔」
僕が一番嫌いな二文字だ。
自分が選んだ道を正解にするために
毎日生きているけど、
「あの時なんで引き止められなかったんだろう、、、」
他人のせいにはしたくない。
自分にとって悪いことなんて、
自分の考え方次第で変えられるから。
そう思っているはずなのに、
嫌いな二文字が僕の心に影を落とす。
今が充実してないわけではない。
散歩したり、読書したり。
友人たちと過ごしたりする毎日は、
本当に楽しい。
でも、僕の隣に君はいない。
以前よりは、近くを歩いているはずだ。
遊んだり、ご飯食べたりするようにはなった。
だけど、同じ道を歩いてはないんだ。
2人で思い描いた未来の像が
歪な形で僕の目の前に立っている。
もし、
2人でまた歩めるようになったとしても、
それは以前とは違う道。
そこには、新しい未来の像が
立っているのかな。
人は日々変わっていく。
君もそーだけど、
もちろん、僕も。
だけど、僕は前には進んでいないのかな。
踏切越しにバイバイする君の姿は、
僕にはどこか眩しくて、
君が思い描く未来へと力強く
歩んでいるようだった。
「歴史からは何も生み出せない」
そんなこと分かっている。
何年間歴史を勉強していると思ってるんだ。
分かっていても、
自分の過去を振り返ってしまう。
最近文章を書いてばかりいるからか、
一文字一文字に感情が乗り移っていく。
言葉を思い浮かべるたびに
涙が溢れていくんだよね。
「変わらなくちゃいけないな。」
ゆっくりでもいいから、
新しい道を歩むために。
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