”今日のさむ活”体験記~コキアほうきづくり編~
こんにちは!さむ活P山田です。
お坊さんの修行のひとつ「作務」から生まれた非日常体験イベント「さむ活」。4月のスタートからあっという間に月日は流れ、次回の開催で今年度ラストとなりました。
ということで今回は第9回「コキアほうきづくりとクリスマス瞑想」のコキアほうきづくりを体験してきました。
今回も受付開始から順調にお申込みをいただいております。定員まであとわずかですので、気になる方はどうぞお早めにお申し込みください。
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コキアってなんだ?
さむ活P山田にとって、コキアと言えば「コキア畑」の印象。とある観光地で見かけた真っ赤なコキア畑がとっても綺麗だった記憶があります。
安楽寺でみかけたコキアは、夏ごろには綺麗な緑色。サイズも様々でした。秋が深まるにつれて赤く紅葉していって、大きなものはより存在感アップ!
緑と赤が入り混じってるかんじも可愛らしいですよね!
コキアは和名を「ほうき草」とか「ホウキギ」というそう。さらに食用のコキアの実は食べることもできて「とんぶり」と呼ぶんだそうです。秋田県の特産品で、実を加工すると魚の卵みたいにプリプリとした食感になるらしく、「畑のキャビア」なんて呼ばれていたりするんですって。
ここで山田の中にちょっとした疑問が。
なんで安楽寺にコキアがあるの?
「お寺といえばコキア」というイメージもないし、仏教とのつながりがあるという話も聞いたことがないような・・・ということで、住職せいはんさんと坊守あきさんに聞いてみました。
実は安楽寺のコキアは、安楽寺が立地するあわら市北潟の名所「北潟湖」とつながりがあるそう。
北潟湖畔には公園があり、入り口や芝生広場にある花壇にはいろんな種類の植物が植えられています。こちらは地元の住民の方々がグループで管理されているそうで、水やりや草むしりなど当番制で運営されているんだとか。
調べてみるとこんな記事が見つかりました。北潟湖の自然景観をより多くの人に見てもらいたい、そんな気持ちで動かれているんですね。すごい・・・!
一方その頃、安楽寺のお二人は境内でいろんな植物を育て始めていました。ガーデンが賑やかになるにつれ、安楽寺を訪れる地元の方が気にしてくれるようになり、コキアの苗をくださったんだそうです。
住職せいはんさんと坊守あきさんが安楽寺にやってきて植物を育て始め、地元の住民のみなさんとの交流が広がって、共通するつながりが生まれた。それが安楽寺にコキアがやってきた理由だったんですね。
きっとコキア以外にも、安楽寺に今あるものや、起こっている事柄の背景にはいろんな人と人とのつながりや出会いがあるんだと思います。当たり前のようで、すごく奇跡的なことのような。なんだか、いいなあ。
そんなコキアが、こんなコキアに!
コキアトークがすっかり盛り上がってしまいました。安楽寺コキアのことがもっと大好きになったところで、コキアほうきづくり開始です。
ちなみに、先ほどの真っ赤なコキアはこんなおしゃれな色合いになりました。枯れ葉の色も茶色だけじゃありません。よく見るとなんとなく赤味がかった茶色で、ところどころピンク色に見えるところもあったりしてかわいい。
この大きいコキアはさむ活当日までお預け。一人一株ずつ使ってほうきを作っていただく予定なので、このコキアを使うととても大きいほうきができそうですね!楽しみです。
まずは下準備。コキアの茎を手でしごいて、枯れ葉や種を落としていきます。ここである程度落としておくことで、ほうきとして使用するときに落ちる種が少なくなります。
こちら、コキアの種。小さい~~!
集めてみるとこんな感じ。こちらは当日参加された方でご希望の方にお持ち帰りいただけます♪ おうちでコキアを育ててみたい方はぜひどうぞ。
山田の手さばきをご覧ください。「くしを使ったらもっと取れるんじゃない?」という坊守あきさんのアドバイスを受け、早速チャレンジ。パラパラっと種が落ちていく音も、ザッザッとくしが通る音も、とにかく気持ちいい!
このなんともいえない引っかかり具合が最高です。子どものころ、リカちゃん人形の髪の毛をとかしていた感触と似ています。ちょっとキシっと引っかかるあの感じ。分かる方、いらっしゃるでしょうか・・・(笑)
ハサミを入れていきます
気が済むまで種を落としたら、コキアの根本にハサミを入れていきます。
こちら、すっかりコキアほうき職人となった住職せいはんさん。どこをどういうイメージでカットしていけばいいのか丁寧に教えていただきながら、自分のフィーリングも信じつつ、自由にカットしていきます。
山田のコキアは絶妙な”生え癖”がかわいいので、ありのままの流れを生かしたほうきにすることにしました。カットした茎はあとで組み合わせて使用するので無駄になりません。
茎の付き方をよく観察しながらまとめていって・・・
麻ひもで仮止めして、持ち手部分のかざりをつけて・・・
ほうきの先の方を好みの形に整えていきます。
せいはんさんは先をまっすぐに。まっすぐといっても実はほんのり丸みを出しているんだそう。さすがコキアほうき職人!こだわりが違います。
私はこのうねりがかわいくてたまらなかったので、できるだけハサミをいれないように。毛先がまとまりやすいように整える程度にしました。
美容室で髪の毛を切っているみたいですね(笑)
さっそく使ってみました。
いつものようにあ~だこ~だと楽しくおしゃべりしながら、自分だけのコキアほうきが完成しました。やったね!
ほうきといえば掃除!ということで、使い心地を境内で試してみることに。
今回のさむ活でつくるのは小さなコキアほうき。ちょっとしたお掃除や隙間に使うのに便利かも。落ち葉を履いてみると心地よい感触。ほうきとしての機能はばっちりです。
山田は細かい溝の砂はきにチャレンジ。このサイズ感とほうきの硬さがぴったり!きれいになるのがたのしくて、いろんなところをうろうろと掃除してまわりました。私のハイテンションな動画は住職せいはんさんのフェイスブックでもご覧いただけます(笑)
ということで、これまでに安楽寺のお二人が試作してくれたものも含め、4種類のコキアほうきができました。持ち手の飾りや大きさ、毛先の形などなど個性的な4本。どれもかわいくて愛着がわきますね!
まとめ
ということで、今日のさむ活体験記~コキアほうきづくり編~いかがでしたでしょうか?
12月のさむ活はこのコキアほうきづくりと、クリスマス開催の特別版!毎回大好評をいただいているプチ瞑想をグレードアップして、シンギングボウル奏者yurayurayukoさんをゲストにお迎えします。
幻想的な生演奏を楽しみながらのヒーリング瞑想です♪どうぞお楽しみに。
▼次回のさむ活の詳細はこちら
残席はのこり僅かです。気になる方はお早めにお申し込みをお願いいたします。