『現代思想入門』を読むためのメモ(第三章 フーコー──社会の脱構築)

p.86
ミシェル・フーコー『性の歴史Ⅰ 知への意志』渡辺守章訳、新潮社、1986年、121-122頁 … (引用)権力は下から来るということ。〜支えとなっているのだと。
p.88
フーコー『狂気の歴史』(1961) … 博士論文がベース。最初の重要な著作
フーコー『言葉と物』(1966) … フランスで大変話題になった
フーコー『知の考古学』(1969) … 方法論的な本。とくに難解な本
フーコー『監獄の誕生』(1975) … 初心者が取り組みやすい。具体的に権力の歴史を論じた本
フーコー『性の歴史Ⅰ 知への意志』(1976) … 世界中でセクシュアリティの研究に巨大なインパクトを与えた
フーコー『性の歴史Ⅱ 快楽の活用』(1984)
フーコー『性の歴史Ⅲ 自己への配慮』(1984)
フーコー『性の歴史Ⅳ 肉の告白』(2018) … 実際には校正の段階まで来ていて、死後出版は禁じられていたが、権利者継承者の許可により出版された
p.89
慎改康之『ミシェル・フーコー──自己から脱け出すための哲学』 … おすすめの入門書。初期から後期までバランスよく説明されている
フーコー『狂気の歴史』 … すごくラフに言うと、「正常」と「異常」の脱構築
p.92
フーコー『監獄の誕生』『性の歴史Ⅰ』 … このふたつを併せることで、フーコーにおける権力の三つのあり方(まず王様がいた時代、そこから近代へ、そして現代へ、という展開)が成立する
p.95-96
フーコー『監獄の誕生──監視と処罰』田村俶訳、新潮社、1977年、202-203頁 … (引用)今や各人は、然るべき場所におかれ〜隔離され見つめられる孤立性が現れるのだ。
p.98
フーコー『性の歴史Ⅳ 肉の告白』 … キリスト教社会においては、自分の内心をどうするかという問題が昔からあったので、そのことと近代における規律訓練の成立はつながっている。そこまで遡った議論を展開している
フーコー『性の歴史Ⅰ』 … 生政治について説明されている
p.104
フーコー『性の歴史Ⅰ』 … 近代論
フーコー『性の歴史Ⅱ』『性の歴史Ⅲ』 … 古代の話をする
p.105
フーコー『性の歴史Ⅳ』 … 有限的だった古代の世界に決定的な転換をもたらしたのはキリスト教であり、とくにアウグスティヌスだった


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