25.考えながら動け|#Zoom戦略会議 西崎社長の回
昨日6月20日に、株式会社VMK主催、ゲストにトゥモローゲート株式会社 社長の西崎康平さんをお呼びしたオンラインイベントが開催された。
西崎社長は、Twitterのフォロワー数が6万人でその他YouTubeやTickTokも使った発信をしており、企業ぐるみのSNS運用を前に進めていった張本人だと感じている。
イベントは1時間半あったが、かなり濃く広くお話が聞けたので、今回も話題を絞って書いていければと思う。
↓西崎康平社長Twitter
↓トゥモローゲートHP
■選ばれる人間になるために
今回のイベントは田中さんのこんな質問から始まった。
「今のコロナとかの状況の中で、西崎さんがもし22卒やったらどういった行動をしますか?」
これに西崎社長は
「選ばれる人間になること」
と答えられた。
「普通やったら、こっちが探して選考受けて選んでもらうけど、今は普通な状況じゃない。だからこそ、選んでもらえるような人間にならなあかん。
そのためには自分自身のブランドを高めるのが必要」
また、学生が自分自身のブランドを高める方法として、
①インターンで早いうちから社会に関わっておくこと
②SNSを運用して自分は何者かを周知してもらうこと
をあげていた。
別の「起業当初は仕事を選んでなかったと聞いたが、そこから仕事を選ぶようになったのはいつからか」という質問にも
「自分たちが選ばれるようになってから。選ばれるようになるということは、自分たちにしかできない仕事があると認めてもらえるということ」
と答えていらっしゃった。
トゥモローゲートが企業としての「ブランド力」を身に着けたからこそ、選ばれるようになったのだろう。
この「ブランド」という言葉も、今回触れられていたので紹介したい。
西崎社長は、世間一般の「ブランディング」のイメージが「自分をよく見せてファンを獲得することにある」ように感じているそうだ。
しかし実際はむしろ逆で、「お客さんに対して自分や会社はこういうことを守りますよ、という約束からくる信頼関係を築くこと」だという。
確かに、ルイ・ヴィトンがいくら安くてもすぐ破れるようなかばんをつくったり、逆にユニクロがいくら上等でオーダーメイドしてくれるとは言えバカ高い商品を打ってきたらお客さんは離れるだろう。
それはその企業自身の「約束」が守られていないからだ。
これを個人単位でSNSに当てはめると、フォロワーさんに対して約束してあげられることが何かを考え、それを守っていくことが一番のブランディングなのかもしれない。
「フォローしてすぐフォロー解除しても意味ないよ」とよく言われる理由もここにあるだろう。
特に学生同士などであれば、有益な情報はなくともお互い励まし合いながらTwitterをやっている人が多いと思う。その状況の中で、フォロバ目的にフォローするのは「励まし合う」という約束が守られない。
そうやって信頼を失っていくから自己ブランディングの手法としては間違っていると言われているのだろう。
■考えろ、そして動け
「西崎社長のような経営者の方にアポイントを取るためにはどうすればいいのだろう?」
西崎社長のような経営者をフォローしている人なら一度は考えたことがあるかもしれない。
この質問に西崎社長は
「突き抜けたアプローチをせないかんよね」
と答えてくださった。
突き抜けるというのは、「他に誰もやっていないことをする」ということ。
例えばどんなのですか?と聞きたくなると思う。
しかし、その考えは甘い。
誰かが教えてくれたり、調べて載っているものというのは、すでに誰かがやったことのあることだ。それでは「他にはない」ものにはならない。
では、どうすればいいか。
「頭がちぎれるくらい考えること」だ。
そして、それと同時に「手足がちぎれるくらい動くこと」だ。
「考えても考えてもわからないことってある。それは、経験のなさが原因のことが多い。
だったら、一回やってみるしかない。一回やってみて、統計をとったりして、それをもとに考える。これの繰り返しが大事」
実際、西崎社長も現在「改行しないツイート」にチャレンジしていらっしゃるそう。しかし、まだやったことのない挑戦のため、それがいいものか判断がつかない。
それを、ずっと考え込んでも仕方がないのだ。だからまずは「やってみること」が大切だと言う。
そして、悩みこんでしまったときにもう一つ「人に頼る」ことを西崎社長はTwitterなどでアドバイスしていらっしゃる。つまり、相談に乗ってもらうということだそうだ。
その相手として選ぶべきは、「尊敬する人」であること。
経営者、あこがれの人、メンター、友人。
自分が尊敬できる人を頼ることが大切だそうだ。
そして、相談して答えてもらった内容に関して、100%鵜呑みにする必要はないと言う。
「アドバイスって3種類に分類できると思う。いいなと思うこと、違うなと思うこと、そのどちらでもないもの。
いいなと思うこととどちらでもないものは、自分の中にいったん受け入れて、とりあえずやってみること。
そして、違うなと思うことは、スルーしてみることも大事。だってその人は自分と全く同じ状況になったことなんてないはずなんやから、自分のことを完璧にわかるはずがない。だから違和感を感じるんやって割り切ってスルーしてしまうのも大事」
■SNSは共感しながら繋がれる場所
西崎社長が最後にかけてくださったこの言葉が印象的なので、それを最後に書いておきたい。
「皆さん今日は集まっていただいてありがとうございます。
一個だけお願いがあって『永く繋がっておいてほしいな』と思っていて。
多分、将来この中で1人、2人は一緒に働く人が出てくるんじゃないかなって思っています。リクナビとかマイナビとかならその場限りでの繋がりでしかない。でもSNSの魅力って、ずーっと、しかも利害関係ではなく価値観とか考え方の部分で繋がれるところだと思っています。
ぜひこれからも永く繋がっていただいて、もしイベントなどあれば、オフィスなどにも遊びに来てください」
140字という限られた文字数の中だからこそ、共感で繋がっていけるTwitter。
その媒体を通し、このような貴重なイベントに参加でき、西崎社長や今回ファシリテーターを務めてくださった田中優大さんに出会え、これからも繋がっていけることに感謝したい。
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