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神の旅
陰暦の10月1日は全国の神々が、出雲大社に向けて旅立つ日だそうです。
「美しい日本の季語」を手に取り、11月13日のページを捲ると「神の旅」と
ありました。
今年の陰暦10月1日は11月13日。そろそろ皆さま、出雲へお集まりの頃でしょうか。
一般的には神無月と呼ばれる月ですが、出雲では神在月(かみありづき)と呼ばれる事を知ったのはいつのだったか…
その時にいつかはこの時期の出雲へ、と思いました。
神々が参集しているこの時期を「神集い(かみつどい)」ともいい、「神在祭(かみありまつり/かみありさい)」が行われるようですね。
旧暦10月。全国の八百万(やおよろず)の神々が出雲の国に集まる月。他の土地では神様が留守になるので神無月といいますが、ここ出雲では神在月と呼びます。
神々が集う出雲の各神社では「神迎祭(かみむかえさい)」に始まり、「神在祭(かみありさい)」そして、全国に神々をお見送りする「神等去出祭(からさでさい)」が行われます。
この時期ではありませんが、5年ほど前に夏休みを利用して出雲へ行きました。
8月にお盆真っ只中。とにかく暑かったことを思い出します。
空港でのターンテーブル。しまねっことヤマタノオロチがお出迎え。
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年甲斐もなく、かなりしまねっこファンの私はこの時点でもう、島根愛が炸裂しました。
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とある駅でも!
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「だんだん」はありがとう、の意味だそうです。
私たちが行く少し前にNHKのドラマ「坂の上の雲」でこの言葉が出てきて、この頃私と家人の間で何かと「だんだん」という言葉を使うのが流行っていました。
なつかしいです。
伝承館ではお揃いの首飾りを作ってお互いにプレゼントしました。
琥珀をサンドペーパーで綺麗な勾玉にするのが、かなり大変でした。もちろん家人の方が早くて綺麗に出来ました。この手の作業関係で私の方が上手く出来ることはまず、ありません。
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本場の出雲そばをいただきました。ぶっかけです。
三段重ねが普通なのかな。
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島根の銘酒、死神。島根でいただくのは初めて。
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早朝に稲佐の浜(イナサノハマ)へ。
誰もいなかったので、ゆっくりとひたる事が出来ました。
出雲大社の西方にある海岸で、国譲り神話や国引き神話ゆかりのパワースポットです。
弁天島という小さな島があり、岩上には豊玉毘古命を祀る小さな祠があります。白い砂浜は南へ向かって美しい弧を描いて長く伸び、日本の渚百選にも選ばれています。また弁天島をシルエットに夕日が沈む風景は素晴らしく、「日が沈む聖地出雲」のシンボルとして日本遺産にも登録されています。
『記紀』の国譲り神話では、大国主神が高天原から派遣された武甕槌神(たけみかづちのかみ)と国譲りの交渉をしたという場所です。
『出雲国風土記』では、国引き神話の綱に見立てています。またこの浜は、旧暦10月10日に全国の八百万の神々をお迎えする、神迎神事の浜でもあります。
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そしてもちろん旅の目的、出雲大社へ。
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因幡の白兎と大国主命とご対面し…
見えてきました!
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大きさ、伝わりますか?
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知識としてとても太い、とは知っていましたが…
正に百聞は一見にしかず、ですね
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出雲にはたくさんの神社があるんですよ。
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第1位は「島根県」でした。登録件数は126件で、10万人あたりでは18.77件となっています。島根県には、出雲大社や須佐神社、八重垣神社などの神社が所在しています。出雲には、旧暦の10月になると全国の神様が集まってくるとされ、呼び名も「神無月」でなく「神在月」とされています。出雲大社では、旧暦10月11日から「神在祭」が行われ、全国から神様をお迎えします。その際、神様が恋愛や結婚といった人と人との縁だけでなく、さまざまな縁について相談することから、縁結びのスポットとして知られています。
他にも、出雲大社と一緒にお参りすると良いとされる美保神社や、玉造温泉にある玉作湯神社など、多くの神社がある県です。
一般の人々が参列出来る神事は少ないですが、一度は今時期の出雲に訪れてみたいですね。
葦 の 葉 も 笛 仕 る 神 の 旅