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佐渡で柿について、考える【其のニ】

佐渡で柿のイベントについて書き出したら、思いがけず長文レポになりそうだったので、前記事の続きです。

さて、一通り柿にまつわるエピソード等をお聞きした後、いよいよ車で柿畑へ。

あまりに広く、全体写真が撮れず。

お天気良くてよかったです


柿団地、と呼ばれているそうです。
複数の農家さんがそれぞれの区画で柿を栽培していました。

さて、いよいよ柿の収穫です。
籠とハサミをそれぞれ渡されました。
ハサミはヘタ部分が切りやすいように反刃になっています。

採果鋏(反刃)モノタロウ 公式サイトから

https://www.monotaro.com/g/00200970/#

以前、私は柿の摘果をお手伝いした時に同様のハサミを使用した事があります。それから丁度5ヶ月ですね。

籠は肩からかけて、と

この二列を、と指示され勇んでいく私たち。

家人はツナギを、私は農家さん帽子を被り、知らない人が見たらおそらくプロの柿農家にしか見えないかとw

採って採って採りまくる私たち

大きなものはもとより、小さめのものも、もう収穫時期なので採って下さい、との事。この時期って本当に猫の手も借りたい状態ですからね。

体験、という事で正味二時間程度でしょうか。
低い所はもちろん楽に採れますが、高い所に生っているものはなかなか厄介です。落ちたら危ないので、私たちは梯子を使っての収穫はしませんでした。

家人は私の手が届かない高所の柿をたくさん採っていましたが、中々疲れる作業ですよね。シーズン中に終日柿畑で収穫作業をされていらっしゃる方々のご苦労、ほんの少しだけでも分かってよかったです。

そしてたまたま少し前にTVで見て興味のあった、柿のジョイント栽培をここで見る事が出来ました。

全部繋がっているの、わかりますでしょうか。接木で隣の木と繋げているのです。

JAファーム 看板

「ジョイント栽培」は、複数の樹をつなげて、まるで1本の樹木であるかのように仕立てる農業技術であり、リンゴ、カキ、ナシ、モモ、ブドウなどの果実でも研究が進められています。 「ジョイント栽培」においては、樹高が低くおさえられるだけでなく、成長具合が均一にそろえられるため、果実の品質が一定になることが期待されます。

Google people ask より

JA佐渡の方によると、これにより肥料の撒きムラ等も抑えられるそうです。なるほど。色々試行錯誤されていらっしゃるのですね。

確かに柿の木の高さもよく見るタイプの木と違って低めでした。ぶどうなども今は木の高さを低めに育て、手が届き易くしていますよね。

素人集団ですが、まとまった人数で作業をすると早いですね。
多少なりとも戦力にはなっていたようで、私たちの収穫した柿を選別するJAの方の手が足りなくなるほど。

たくさんの柿をトラックに積み込みました。

おつかれさま👏👏👏

午後は東京からいらした方々と一緒に金山へ行ったり、佐渡乳業へ行ったり。
佐渡金山、シーズンを過ぎたこの時期はガラガラな事が多いのですが、世界遺産効果で賑わっていました。
お土産物もたくさん売れているようでなによりです😊

山積みに売っていた小判クッキー

そして、最後に実際に柿を栽培している方と会食を。

当たり前のことではありますが…

これだけ色んな情報が溢れる時代になっても、外から来た人間だからこそ見える問題点もたくさんあり、また逆に島内にいる人たちの現状も実際に聞いてみないとわからない事がたくさんある事を痛感しました。
金儲け云々以外にも、協力し合えたらきっとたくさん出来ることはあるわけで。

これといった特技は無い私ですが、微力ながら多少のお手伝いは出来そう。
首都圏で普通に生活しているより、色々試行錯誤して生活していけたら、これからの人生面白いかも、なんて思った1日でした。

我が家にかかった二重の虹




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