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41歳、同棲を始めた女(1):今、すごく幸せだしすごく不幸せ。

同棲生活が始まって数週間が経過。

えー・・・
ストレスが溜まりすぎていることをここにご報告いたします。
あんなに夢見ていた同棲生活なのに。
これはもしや入籍前に別れるとかありえるんじゃないか?と思うほど。

同棲開始後の生活ペースはこちら!ジャン!!!


•6時半起床
Mさん 新聞を読む
わたし 朝ごはん準備

•7時15分 
朝ごはん

•7時45分 
Mさん 身支度
わたし 洗い物、日記書く、スマホいじる

•8:30
Mさん 出社
わたし 9時の始業までのんびり


18時
わたし スーパーに買い出し

20時半〜
わたし 夜ご飯完成→お風呂

21時〜
Mさん 帰宅→筋トレ→シャワー

22時半〜
夜ご飯+お酒

23時半〜
就寝

朝は圧倒的にわたしに余裕がある。
逆に、夜は圧倒的にMさんのペース。

帰宅時間は遅いものの、働き盛りの40代はこんなもんだろうと思える。
問題は帰宅後だ。

わたしたちの1日の一番の楽しみは晩酌。
そして、Mさんは晩酌の前にお風呂に入るという習慣。
確かに、お酒を飲んでしまうとお風呂がめんどくさくなるし、その習慣にわたしも賛同しているから、Mさんが帰宅するまでにお風呂を終えている。

そして、Mさん。
21時に帰宅して、ゴミ出しなどをしてくれて、筋トレをして、やっとお風呂に入る。
お風呂を終えるのが22時前。
そのあと色々とお肌のケアをして、ビール注ぐ係のMさんが、
「さて、今日のビールは何にする?」
と言うのが夜ご飯スタートの合図。
わたしは、とっくに準備ができている夜ご飯の仕上げをして、熱々の状態でテーブルに並べる。

毎日3品作り、それをお気に入りのお皿に並べて出すのは楽しい。
できたてのご飯と、ちゃんとグラスまで冷やして飲むビールは最高!
なのに、待てど暮らせどビールが出てこない。
夜ご飯が遅くなりすぎてすでに少しストレスを感じているのに、洗面台からドライヤーの音が聞こえてくる。

・・・さっきビールの合図してきたじゃん!
こっちはそれに合わせて熱々のご飯を出しているのに。

そんなこんなで、やっと22時半に乾杯。
日々色々なビールを試して、わたしの料理をMさんが「美味しい美味しい」と大袈裟なくらい褒めてくれるこの時間は、本当に幸せな瞬間。
料理が好きなわたしは、好きな人にご飯を作ることをずっと夢見ていたから、やっと夢が叶ったのだ。

そして23時半。
Mさんのスイッチが急に切れて寝落ちしそうになり始め、わたしもそこから洗い物をする気にもならず、一緒に就寝。

このペースで4日くらいが経過したころには、ものすごいストレスが溜まっていた。
Mさんに合わせてひたすら夜ご飯を待って、やっと食べられたと思ったらMさんはすぐ眠くなって寝る。
そしてその洗い物を次の日の朝にやるのは、このわたしなのだ。
ヒドイィィィ‼︎
穏やかで名の知れているわたしだが、これはイライラする。

このままこれが定着したらわたしは耐えられないし、イライラしているわたしを見て、Mさんもきっと嫌になる。
始めが肝心だとはよく聞く話だから、同棲して初めての週末、わたしはMさんに申し出た。
「このままこのペースが続くのは無理です」
もちろんMさんは嫌な顔をするわけがなく、
「お風呂に入る前にご飯を食べることにしようか」
と提案してくれた。
始めは色々なペースを試してみよう、と決着する。

同棲してみて分かったことは、将来を考えて一緒に他人と住むということは、ものすごくストレスだということ。
でもこれはきっと、色々なことをすり合わせる始めだけ・・・と信じたい。
彼氏の家に泊まるということは、もう何百回と経験してきたけれど、所詮それはお客様だったから、家事も何もしなくてよかった。
でも同棲って違う。
一緒に生活をするということ。
家事もしなきゃいけないし、仕事もしなきゃいけないし、それぞれの生活を送りながらも相手と一緒に暮らす幸せだって感じたい。
いい歳して恋愛体質のわたしは、同棲という現実をあまり理解しないまま始めてしてしまったようだ。

こうやって溜め込まずになんでも意見が言える人と出会えてよかったなと、こんな問題が発生している時ですら思えてしまう。
毎日お風呂に入りながら、今日もMさんに会える‼︎とワクワクしている。
毎晩、Mさんの腕枕で眠りにつく。

わたしは今、すごく幸せだし、すごく不幸せ。




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ぱいなっぷる子
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