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【働き方の意識が変わる映画】cono

2019年に上映された「七つの会議」。
約2時間の中で多くのことを考えさせられました。



1番の感想としては自分に正直であること、自分の人生は自分で決めることの大切さを感じました。


組織の中で働く者としては共感する場面も多く、「正義を、語れ」とタイトル横にある通り、この言葉がストーリーを物語っています。


序盤の展開はとてもテンポ良く、怠惰な係長(野村萬斎さん)がエリート課長(片岡愛之助)にパワハラを受け、訴訟したことで課長職を解かれることに。


そこから営業部長(香川照之)や後任課長(及川光博)など多くの人たちが絡み合いながら、会社全体を取り巻く新事実を突き止めていきます。


「人を大切にする気持ちを真っ直ぐぶつける人」と「会社の名誉、己の地位を守る人」のぶつかり合いが激しくなっていき、経済的な背景が溢れる場面が多く見受けられました。


前者は最初からこのような考えで組織の中にいたわけではなく、上司からの圧力により数字ばかり捉われていた状況から、ある事がきっかけとなり「人の命」を重んじるように。


組織の一員になる、ということは数字や売上という言葉が必ずついてくるものです。
それが当たり前のようになってしまい、自然と人と人の繋がりや尊重することを見失ってしまうのではないでしょうか?


私の業務でも言えることです。

私も数字に意識がいくようになった時期もありました。でも、そんな時って業務してても楽しくないんです。

大切なことは、相手に向き合おうとする気持ち。

知ろうとする姿勢。

そして同じ気持ちを持った仲間を大切にすること。


大切なことを見失わずに人を大切にする気持ちを忘れずにしたい。
この映画を見た後、自分に置き換えて考えました。


最後に野村萬斎さん演じる主人公はこう言っていました。

**不正はなくならない。
昔から侍の生きざまとして、人より藩、人より会社という忠誠心の姿勢が日本人にしみついてしまっている。**

納得できる言葉でした。
職種問わず「日本」という国民性ならではの性質があるからこそ、見失ってしまうのだと。


見た後に気付いたんですが、この映画の作家さんは半沢直樹シリーズの池井戸潤氏で小説が先に世に出ていたんですね。


半沢直樹を見たことが無かったので、次に見る時は1作目から見てみようと思いました。


仕事に携わっている人はこの映画を見ることで「働くこと」「働き方」について改めて考えれるのではないでしょうか。
おすすめな映画の1つです。

cono





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