これ読んでから歴史学びたかった
オーディオブック感想文第4弾!
サピエンス全史。かなり話題になった本です。
著者は歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏、イスラエル人ですが、英語版のオーディオブックの朗読はまた英国の発音でした。すっかり慣れました。
タイトル通りです。これ中高生の時に読みたかったです。
イスラエルで2011年出版、英語版が2014年、日本語版は2016年ですけれど。
必読。むしろこれが教科書でいい。
猿からヒトになって、今の最先端の科学や複雑な社会システムに至るまでを、その通りに書いてくれている本なんです。
この先生も人間ですが、かなり中庸な立場で淡々とわかりやすく説明してくれるんです。
するとね。薄々気付いている人も多いであろう、
人間てアホ。
を一歩一歩確認できるんです。
こんだけ色々やってんのに一個も幸せにならずにアホアホモンキーバトルを今も繰り広げているというね。
オーディオブック読書感想
第一弾は、物理学者Michio Kaku氏の未来予想本
第二弾は、物理学者Stephen Hawking氏の究極の質問本
第三弾は、動物行動学者Richard Dawkins氏の無神論本
と科学者系で読んできたんですが、歴史学者のハラリ氏も、
だいたい上の先生方と同じようなところに辿りついているんです。学者が客観的に分析していくと、まあこういう感じになるんでしょう。
ハラリ氏は本格的に瞑想をされるらしく、面白いと思ったのは仏教は「宗教」だけれど「イデオロギー」寄り、逆に「イデオロギー」のカテゴリーとされている思想で「宗教」寄りのものもある、みたいな話でした。こういうのをサラっと書く先生なんです。だから面白い。
自分の話になりますが、人生それなりに苦労して、追い詰められて、答えを探したくて聖書や仏教の本もかなり読んだ時期があるんですよ。確かコーランも読もうとして最初から挫折したんですけれど。チベット人の座禅会に行ってみた事もあります。それで出た結論:
日本のテキトーさは何気にいいポジションだわ。笑
でもね。例えばその辺のキリスト教徒も、結局はローカル聖者、伝説、神さま、フェアリー信じてたり、他の宗教が混じっていたり、お化け信じたり、なんだかんだ同じ。こういうのもサラッと説明してくれんの、この本。
そうするとね。
あれ?やっぱ人間みんな似た者同士じゃんね。笑
ってなってくる。
となるとね。
あれ?じゃあ私たち何やってんの?
バカじゃん!笑
ってなってくる。いい本でしょう?
思い出しました。
そう。若い頃、ハーバード大学の近くに住んでいたんです。
するとね。時々、道端に超頭が良さそうな本が捨ててあるんです。
埼玉県だとエロ本しか落ちていないのに。
でね。何回か拾って読んでいました。
あ、いや、エロ本じゃなくて、ハーバードの方ね!笑
その時にやっぱり動物学者かなんかのThe Naked Ape(裸の猿)っていう、人間を動物として観察した本を読んだ覚えが…
あ!エロ本ではありません!笑
あたしこういうの好きなんだわな。宗教本よりも、こういうのの方が、爆笑できてストレス発散できる。
更に思い出した!
あれよね。私ら団塊ジュニアらは大学の時に、
読まなかった?これも衝撃だったわ。
ハラリ氏はハマりました。他の出版も読んでみます。