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くらくて密閉された心象風景に重なる時

発作が起こるトリガーがある。

「暗い」「密閉」など、[外の世界とのつながりが絶たれた]ような場合、パニック発作が起こる時がある。

この条件は、昔から抱えていた心象風景と重なる。

*

わたしに自己効力感はなかった。

わたしは、なによりも、周りに合わせねばならなかった。

外の世界を見て、わたしに欠けているものを埋め合わせ、感情を握りつぶして感じないフリをする。

わたしが持っているものは、なにも見えなかった。

なにかを付け足さないと生きていけないと思い込み、外の世界風にただただ自分を作り込む。


外の世界はなにも手助けしてくれない。

真っ暗だ。

その中を、手探りで進み、進み。

反発するわたしの中のなにかを、抑え込み。

感情を置き去りにして。

力づくでからだを泥人形のように動かした。


暗闇と閉塞感。

外の世界とつながりはない。

わたしはなにも持っていない。

暗闇の外の世界で「なにかを成し遂げられる」だなんて、到底思わない。


わたしが長年かけて作り上げたこのような心象風景に、外の状況がシンクロすると、からだとこころは反応してしまう。

不安。恐怖。動悸。

これが、わたしのからだとこころのアルゴリズムの一部だ。

*

ほんとうは、なにがしたかったんだっけ。

反発していたわたしは、なにを求めていたんだろう。

感情をどこに追いやったっけ。

アルゴリズムが分かった以上、様々な対応が取れる。


間違いがないのは、

そういった反応を起こすわたしを、決して否定しないこと

不安、恐怖、動悸を、頭ごなしに非難しないこと。

「こんなことになるまで、がまんしたのか」と、労わること。


今も、自分の気持ちを無視して、0か100かで振り回す癖がある。

発作はそれを教えてくれる。

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