
Photo by
toradesu222
くらくて密閉された心象風景に重なる時
発作が起こるトリガーがある。
「暗い」「密閉」など、[外の世界とのつながりが絶たれた]ような場合、パニック発作が起こる時がある。
この条件は、昔から抱えていた心象風景と重なる。
*
わたしに自己効力感はなかった。
わたしは、なによりも、周りに合わせねばならなかった。
外の世界を見て、わたしに欠けているものを埋め合わせ、感情を握りつぶして感じないフリをする。
わたしが持っているものは、なにも見えなかった。
なにかを付け足さないと生きていけないと思い込み、外の世界風にただただ自分を作り込む。
外の世界はなにも手助けしてくれない。
真っ暗だ。
その中を、手探りで進み、進み。
反発するわたしの中のなにかを、抑え込み。
感情を置き去りにして。
力づくでからだを泥人形のように動かした。
暗闇と閉塞感。
外の世界とつながりはない。
わたしはなにも持っていない。
暗闇の外の世界で「なにかを成し遂げられる」だなんて、到底思わない。
わたしが長年かけて作り上げたこのような心象風景に、外の状況がシンクロすると、からだとこころは反応してしまう。
不安。恐怖。動悸。
これが、わたしのからだとこころのアルゴリズムの一部だ。
*
ほんとうは、なにがしたかったんだっけ。
反発していたわたしは、なにを求めていたんだろう。
感情をどこに追いやったっけ。
アルゴリズムが分かった以上、様々な対応が取れる。
間違いがないのは、
そういった反応を起こすわたしを、決して否定しないこと
不安、恐怖、動悸を、頭ごなしに非難しないこと。
「こんなことになるまで、がまんしたのか」と、労わること。
今も、自分の気持ちを無視して、0か100かで振り回す癖がある。
発作はそれを教えてくれる。