保護猫"りんご猫"ちゃんとの、ふつうのへいわでかわいい日々
"りんご猫"
という言葉を聞いたことがありますか?
FIV(ネコエイズウイルス)キャリアの猫のことです。
猫エイズウィルスは、人間のエイズウィルスと同様、根本的な治療法はありません。
発症すれば、多くの症状が出て、高い確率で亡くなってしまいます。
ただ、発症しなければ、普通の猫と変わりはありません。
発症せずに天寿を全うするりんご猫も、多くいます。
(かかりつけの獣医師曰く、室内飼いで近年に発症した猫は、ほとんど見ていないとのことです)
うちの子たちは、2匹とも、りんご猫です。
1匹目は、うちに来てから、FIV陽性が確定しました。
2匹目は、FIV陽性でなかなか譲渡されず、うちにご縁がありました。
実際のところ、りんご猫の譲渡確率はかなり低いそうです。
FIV陰性の猫が多い中、あえてりんご猫を譲り受けようという方は、少ないのかもしれません。
猫同士のFIV感染はゼロではありません……が、かなり低い確率だそうです。
(くわしくは、専門のサイトをご覧いただければと思います)
そのため、FIV陰性の先住猫がおられるご家庭では、りんご猫を譲り受けるのは、難しいのかもしれません。
さて、わたしの家の2匹のりんご猫の話に戻ります。
彼女たちは、何か問題があるでしょうか?
いいえ。
発症せず、とても元気に、とてもとてもかわいく、暮らしています。
病院にはほとんど行きませんし、他の猫よりタフかもしれません(笑)
発症するかどうか。
それは、神のみぞ知るです。
至って普通、いえ、とてもとてもかわいい子たちで、何の問題もありません。
FIV陰性の猫でも、何かの病気にかかる可能性は、必ずあります。
そして、残念ながら、それが生死に関連する可能性も、必ずあります。
ねえ。それって、"りんご猫"と、一緒やん。
生き物の命は、本当に分からないものです。
"りんご猫"へ、手を伸ばしてくれる方が、もう少し増えてくれたら……。
わたしは、2匹のりんご猫と暮らしている身として、同じりんご猫の子たちが譲渡されずに残っているのを見ると、胸がぎゅっと締め付けられます。
それが、この記事を書いて、ハッシュタグをつけた動機です。
わたしの思いばかりで恐縮ですが、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
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