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そるとのこころとからだの話

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わたしの経験に基づいたメンタルヘルスの話。わたしは専門家では御座いません。一個人の思いをシェアします。
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#繊細さん

適応障害 わたしなりの向き合い方

適応障害と言われて1年が経過した。 ほわわんと過ごしてきて、「適応障害になる前より、生きやすくなってきたかも~」となったわたしの、適応障害との向き合い方を書いてみようかなあと思った。 まあ、別に、病気と向き合ってはいないんだけど、こういうタイトルにした方が分かりやすいかなと思ってさ。 "病気"と向き合う前に"自分"と向き合うべき。 病気なんて、人類が勝手に名付けたもの。 わたしのこころとからだの調子を、医者は勝手にそういう分類をつけただけで、病名自体は「どうでもいい

本当は、外の世界と繋がっていた

発作が出るとき、わたしはいつも、ひとりぼっちだ。 外の世界から切り離され、わたしはわたしのからだ一つで、何もかもをこなさなければならない。 背中がぞっとして、心臓が「ドドド」と早鐘を打ち、外の世界は真っ暗闇で。 わたしは、これをひとりで収めなくてはならないのに。 エネルギーが足りない。 こわい。たすけて。 * 外の世界と繋がりたくなかった。 理解できない人たち。 理解できない社会構造。 理解できない習慣。 わたしは、それと繋がることを拒否した。 でも、

こころのサビとり 美しい世界

わたしの感覚は完全にサビついていた。 元々感じやすいタイプで生きづらく、鈍感になろうと、そのフリをしていた。 世界は磨りガラス越しになった。 「おいしい」も「たのしい」も、自分のことさえぼんやりした。 ロボットのように生きていたら、からだからアラートが鳴り、病気みたいなやつになった。 前の春、しあわせは手に入れるものではなく、感じるものだと教えてもらった。 感じる術を「どっかにやってしまった」わたしの側に、しあわせはいなかった。 サビ取りをはじめた。 何が楽し