トラウマ|心の傷を癒す
トラウマとは、いわゆる「心の傷」と言われるものです。身体が傷つくことと同じように同じように心も傷ついてしまいます。
そして、フラッシュバックや過覚醒、回避などのいくつかの症状が重なるとPTSD(心的外傷後ストレス障害)という診断になります。
トラウマ(PTSD)原因
人間は生きていれば、様々な嫌な出来事や苦痛な事柄に出合います。
そして、そのほとんどは気ごころのしれた人に愚痴を言ったり、単純に時間の経過で和らいだり、克服するような努力をすることで乗り越えることができます。
そうすることでトラウマになることはありません。
しかし、苦痛な出来事が非常に大きく、心がそれらを受け入れることができなくなってしまうと、長期にわたって、トラウマとして心に残ってしまいます。
トラウマは、自分自身が体験することだけではなく、人が体験することを目撃したり、近親者や友人が体験したことを聞いたりすることでも生じます。
そして、実際にトラウマとなりうる出来事としては以下のようなことがあります。
いじめ
犯罪被害
性被害
事故
自然災害
虐待
愛着障害
DV
ハラスメント
身近な人の死亡
戦争体験
トラウマ・PTSDの原因で書いたような出来事を体験した後、様々な症状がみられることがあります。それが以下です。
侵入体験(トラウマ場面を急に思い出してしまうこと。フラッシュバックとも言います)
過覚醒(自律神経の内、交感神経が過剰に高くなること。心臓動悸、口の渇き、頭痛、腹痛、吐き気、不眠、不安、過呼吸などがあります。)
回避(トラウマに遭遇した場所や場面に近づかない。トラウマを想起するような出来事を避けること)
麻痺(感情が死んだように凍り付く。何も感じなくなる。意識が遠くなる)
否定的な思考(悪いことばかりを考える。過剰に自分を責める)
こうした症状がトラウマに遭遇した直後から起こることもありますし、数ヵ月・数年後に突然起こる場合もあります。
そして、こうした症状が一定以上出現し、かつ一定期間以上続き、日常生活に支障をきたしてしまうと、PTSDという診断がつきます。
過去に阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件、東日本大震災などをきっかけにトラウマが知られるようになったので、どこかで聞いたことがあるかもしれません。
また、こうした症状以外にも、パニック障害や強迫性障害、社交不安障害などの不安障害になったりすることもあります。
さらに、ギャンブル依存症やアルコール依存症などの依存症になったりすることもあります。
つまり、不安障害や依存症の原因にトラウマが関係しているということです。
この場合、トラウマ・PTSDという視点が抜けたままで、その病気の治療をしたとしてもうまく行かないことがあるでしょう。
このようなトラウマによりPTSDになってしまったとしても、四六時中ずっと症状が出ているわけではありません。
しばしば、周りの人には何とも問題があるようには見えないように振る舞える(もしくは振る舞ってしまう)こともあります。
しかし、心の中ではトラウマに関連した非常な苦痛を抱えたままであることがほとんどです。
このことから、周囲から「平気だったんだ」「もう治った」と誤解されたり、理解されなかったりすることも多々あるようです。
阪神淡路大震災で被災した子供たちに行ったEMDR
EMDR(眼球運動による脱感作と再処理療法)とは、カウンセリングや心理療法の歴史の中でも比較的、最近開発された心理学的技法です。
そして、特にPTSD(心的外傷後ストレス障害)や解離性障害、トラウマ関連障害に特化しています。
ヒーリングサロンf、メンタルケアのご感想です、
●栃木県 女性
・トラウマ(PTSD)
「兄が買ってくれた犬(13歳)は6年前に逝き、兄は事故で3年前に急逝しました。
・○○すれば良かった。
・なんで○○してあげられなかったんだろう。
・もっと会っておけばよかった。
と兄が亡くなってから考えることがあったので、メンタルケア後、夢に出てきたのかも。
夢で見た兄と犬は、『幸せいっぱい』な雰囲気でした。
目が覚めて、笑顔だった兄と兄と一緒で、楽しそうだった犬を思い出し、「良かった。」ホッとしました。
ありがとうございました。
なぜかその後、生徒や憧れの人や今をときめく人など、いろんな人が夢に出てきて大変なことになってます。」
ご参考ください。