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炎上事件から学ぶ"弱者の戦略"
最近の私は、ある炎上事件に心を奪われている。
楽しいことやステキな人に心奪われるのなら良いけど、自分にまったく関係のない、特に炎上のようなネガティブ案件に心奪われるのって馬鹿みたいだ。
悔しいので、そこから学んだことを書き記しておきたい。
ある炎上騒ぎ
10月の中頃から気になっている炎上騒ぎがある。
思いがけず炎上を起こしてしまった場合、どのように対応するのが良いのかを学んでおこう・・・そんな気持ちで、どちらかというと「騒ぎを起こしちゃった人、がんばれ!」との見方でその情報を見始めた。
でも、その気持ちはすぐに消滅した。なぜなら、炎上を起こしたインフルエンサーは、コメントでは「真摯に対応する」と言っているものの、ずっと逃げの姿勢。それどころか、被害者である相手をブロックしてクレーマー扱いしたり、あからさまに自分を擁護するコメントしか受け付けない姿勢を貫き、事件が風化するのを待っている感じで、全然関係のない私まで腹が立ってきたのだ。
「いろいろズサンなことしちゃってた。ごめんね」と直接謝れば済みそうな内容だったのに、「俺は悪くない。違法なことはしてない」と相手の主張や要望を突っぱね、弁護士や自分を擁護するファンの力で印象操作していることでますます燃え盛っているように見える。
問題がもみ消されてきた?
時間経過とともに、書類改ざん疑惑や不倫疑惑、パクリ疑惑、ステマ疑惑などなど、いろんな問題が噴出している・・・ということは、これまでにも何かしらの被害を受けていた人がいたということだろう。それなのに公の目に触れることがなかった理由としては、主に次の3つが考えられるのではないだろうか。
1)「騙された人が悪い」という考え
日本人の気質や美徳として、被害者にも責任があると感じてしまうことがあるだろう。例えば、悪天候で旅先から帰れなくなった人に対して「天候を調べずに旅行に行くのが悪い」との意見はよく見かけるもののひとつだ。そういう考えから、被害にあっても「自分も悪いんだし・・・」と声をあげないことが多いと思う。
2)悪事はいずれ粛清されるという考え
「因果応報」という教えも多分に影響していると思う。「自分で声を上げなくとも、悪い行いをした人には災いが降り掛かり、自然と粛清される」という考えだ。でも本当にそうならば、世の中はもっと良いものになっているはずだ。
3)声をあげても届かない。逆に攻撃される
影響力のある人に対して物申しても、本人の声の大きさと盲目的な取り巻きファンによってたいして取り沙汰されない。それどころか人気への嫉妬だ、やっかみだと攻撃されてしまうこともある。
実際に、今回の炎上を見ていても、インフルエンサーの持つプラットホームでは、ファンの人達の「応援してます!」「負けないで!」などの声援や、相手に対しての的はずれな意見などが見られる。インフルエンサーに不都合なコメントは非承認になっているようでほとんど見られない。物事をいろんな側面から見ようとしない人たちを簡単に印象操作できてしまう。。怖い。
被害にあった場合の”弱者の戦略”とは
今回の問題が風化されずにちゃんと公になっているのは、訴える側がまずちゃんと声を上げたことにあると思う。そして賢い戦略で、その声を大きくしたことにあると思う。その戦略とは、他のインフルエンサーの力を借りることだ。
相手がちゃんと対応してくれず、もみ消されそうなときには、自分が知り得る一番影響力のある人にできるだけ早く協力を求めて世間への主張を手伝ってもらおう。
10倍返しはしなくとも・・・
問題が公にならない理由として3つを前述したが、過去の自分を振り返るともう1つあることに気がついた。
昔、詐欺にあった時、口をつぐんだ私。その時の心境は、ネガティブなことに意識を向けているともっと悪いことが起こりそうな気がしたからだ。だから楽しいこと、嬉しいことに意識を向けようと努めた。
今ネット検索したら、被害者のメンバーによって大昔に作られた告発ブログをみつけた。私が詐欺にあった時期より後だ。もし私が声をあげていたら、第2、第3の被害を防げていたかもしれない。
10倍返しだ!と復讐心に燃える必要はないけど、これからは少なくとも文字にしてFBやXやnoteなりで発信しておくことはしておきたい。
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