私が新人営業マンに必ず話す「守破離」の重要性
結論 : 自分色は出すな!
ビジネスでもプライベートでも、何かを学んで成長させる機会って、人生で何回も遭遇しますね?語学を覚えたり、ビジネススキルを覚えたり、自転車に乗れるようになったり…。
特にビジネスでは学んで成長しなくてはいけない環境が強制的に来ます。
例えば、私が最初に経験したのは営業職なんだけど、この守破離が大変役に立った。売上ゼロから、年数億円をコンスタントに売れるようになれたのは、まさにこの考え方が役に立ったからだ。
これから成長したい人の参考になればと思いこの記事を書こうと思う。
守破離とは?
これは要するに、成長するためのプロセスを3段階に分けているということなんだけど…
簡単に話すと、守破離の守は、まずは師匠から教わった型を徹底的に「守る」というところから始まります。
そして次に「破る」
教えを守って、型を覚えたら、他の流派の型も勉強したり取り入れることで自分に合ったより良い型を模索することで既存の型を「破る」ことができる。
そして最後に「離れる」
さらに修業を重ね、かつて教わった師匠の型と自分自身で見出した型の双方に精通しその上に立脚した個人は、自分自身とその技についてよく理解しているため既存の型に囚われることなく、言わば型から「離れ」て自在となることができる。
このようにして新たな流派が生まれることが、学ぶことからオリジナルのスタイルになる過程なんだよね。
いきなりオリジナルスタイルなんて無理
「人の真似なんてしたくない」
そう言っている人に限って成長できていない人が多い気がします。真似ることは成長するために必要なステップアップです。
ここで世界一の投資家ウォーレン・バフェットの例を見てみましょう。
ウォーレンバフェットは資産13兆円を保有する世界一の投資家です。そんな彼が成功する上で欠かせない師匠が存在します。
それがバリュー投資の父 ベンジャミン・グレアム。
グレアムがコロンビア大学で教鞭をとっている時でした。バフェットは優秀な成績を収め、グレアムの教え子の中で唯一A+をもらった生徒です。
そんなバフェットは、グレアムの会社で働くことになり、会社が解散するまで働きグレアムの投資スタイルや考え方を吸収しました。
バフェットはグレアムを信頼し、父親に次いで影響力のある人物だと語っています。そして、自らの子供にグレアムと名付けているほどです。
この世界の投資家も最初は師匠から教えてもらった型を覚えてからオリジナルスタイルへと成長させてます。
守破離のポイント : 真似する人を見つけること
守破離のポイントは、ズバリ真似する人物を見つようということです。師匠がいない人はけっこう多いと思います。
まずは、自分が頑張っている分野で成果を出している人や、自分の理想のライフスタイルを実現している人を見つけることから始めてみてください。
仕事はこの人、ライフスタイルはこの人を師匠にするなんて振り分けでも良いと思いますが、最初は慣れるまで一人にするのをおすすめします。
そしてもしあなたが会社員で、仕事がもっとできるようになりたいと思ったら自分の職場で一番仕事ができる上司を徹底的に真似してみてください。
この時に表面だけ、見た目や言動だけを真似るのではなく、自分に憑依させるレベルで真似ることをしてください。
憑依させるレベルで真似することを意識して仕事をしていると、様々なビジネスシーンで「師匠ならどうするか?」って考えるようになります。
私が営業で成績が出せたのも、当時の営業No'1につきっきりで学ぶ機会を作っていたからです。時には自分の仕事を辞めて、師匠の仕事をずっと見てメモを取っていた時期もありました。
そこまで意識すると、顧客とやり取りをしている時に「〇〇さんならどうするか?」と考えるようになってきます。これを繰り返していると、師匠が何を考えているのかまでわかるようになってきます。
これを実践したことで師匠を超えて、営業トップになって、他の型を取り入れたことで自分のオリジナル営業スタイルが確立され、会社の過去最高記録を毎年更新することができました。
師匠は実績がある人に限定しよう
"だれ"から学ぶかは最も重要です。しっかりと実績が確認できる人を師匠にしてください。
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