見出し画像

益子陶器市オリジナルグッズ「測量野帳」(と余談9割)

日本の三大陶器を挙げよ。

と問われてすぐに列挙できなくとも、岐阜県の美濃焼、愛知県の瀬戸焼、佐賀県の有田焼と聞けばなるほどのビッグネーム。「せともの」なんて普通名詞化していますしね。

そのほか各地にも、波佐見焼、信楽焼、伊万里焼…など焼き物で有名な窯元が数多くあります。

西日本に窯元が多いのは、中国や朝鮮と交流があったこと、もしくはサルこと豊臣秀吉さんの朝鮮出兵に起因するものなんだとか。北のほうは雪が降るため、安定して土が採れないことも原因のひとつのようです。

はい。
観光ガイドみたいな書き出しでしたが、そんなわけでね。

私が益子陶器市に初めて行ったのが2010年頃のこと。
当時でも賑わってるなーという感じだったのに年々人が多くなって、2024年の来場者は春秋合わせて57万人にものぼったそう。

有田陶器市(春GW)…約120万人
せともの祭(毎年9月)…約40万人
土岐美濃焼まつり(毎年5月)…約30万人

サル調べ・2024年データ

東北大震災で、窯元が多く被害を受けていた中でも陶器市を開催した2011年。開催を数年中止せざるを得なかったコロナ禍。コロナ蔓延前の2019年の来場者数が64万人ほどということで、人出がほぼ戻ってきた形ですね。

——しまった。また観光ガイド化している。
るるぶか? サルるぶなのか?

まあとにかく。

10年以上通っていれば、「駐車場はここかあそこ」「かまぐれの丘登って降りてカレーパン」「坂下の赤羽まんじうと栗屋さんに寄って」「開いてれば肉屋さんのコロッケ食べて」「しのはらさんでコーヒー」「少し登った植物屋さんはマスト」「道の駅ましこ、もしくは笠間稲荷にハシゴ」など、経路は定番化しているものの、春と秋の益子陶器市は恒例行事になっているわけで。

おや、珍しくお出かけ観光回なの?
と思わせておいて、やっぱり文具の話から始めます。

益子陶器市オリジナルグッズ「測量野帳」

2024年デザインは土瓶の箔でした。
スタンプを押したりサインをしてもらったり、お店や商品の覚え書きをしたり。さまざまに使える測量野帳が最近の公式グッズとなっています。

ちなみに2023年のデザインは器。

その昔は合言葉でもらえる缶バッジが定番でした。懐かしいな。

謎の缶バッジもあるけど…

オリジナルスタンプもあります!

2024年バージョン! 綺麗に押せました。
(野帳つこてないやないか。というツッコミはあまんじて…)

隣に2023年のスタンプもあったのでついでに。

オリジナルスタンプは、陶器市会期中であれば城内坂交差点の総合案内所に設置されています。自分はいつもその近辺の駐車場に停めるので、これを押してから散策を始める感じですね。

益子にゆかりがあるものをモチーフとした小さめハンコもあります。益子大仏だけはわかるんですが…他2つの名前、見て忘れる。(ハンコの側面に貼ってあるんだけどね)

ナントカ堂とかナントカ寺とかそういう。

有名かもしれませんが、益子のセンター街である城内坂通り沿いには、陶器でできた大仏さまがあります。古いものではないのですが。

スタンプを準備しているブースも多く、巡るのも楽しみのひとつ。こちらは2023年に押したスタンプの一部です。

ブースの出店者証で、お店スタンプの有無がわかるようになっています。

店頭にスタンプが置いてあったりも。(右端の青と黄色の服の方が押印中)

2023年 よこみちさん
ついでに道の駅ましこのスタンプ。
かわいい。

陶器以外も楽しい陶器市

益子が楽しいのは出店数もさることながら、益子焼以外のバリエーションが豊かなところなんですよね。他産地の焼き物も出ているし、ガラス製品、木工・クラフト、アート、布、服飾、アクセサリー、カゴ、ドライフラワーに生花、山野草。

毎年買う作者さんのポストカード

皿やらマグカップやらを普通に買っていたけれど、最近は本能的に気に入ったものや良いものだけにして、小物やクラフトなど陶器以外の作品を買うほうが多くなりました。

坂下近くのギャラリー、陶庫さんオリジナルトート。

丈夫なのでいつも陶器市に持って行きます。(初代の益子オリジナルトートがヘタれてきたため)

小さくても益子焼
見目広場のアートな空間
みんな大好き木軸も

益子と言えば、のやつ。

共販センターの煽りタヌキ。

ウェーイ
よくよく見たらいろんなものが融合していた
顔ハメだって益子焼
大塚はにわ店
旧濱田庄司邸 登り窯

大誠窯さんの奥にも登り窯、そして運が良ければカモたちも。

カモとカマ。ダジャレか…?
(違

少し離れていて歩くけれど、益子駅も雰囲気のある駅舎なので見ておいてもいいかもしれない。

益子駅
ホームまで入れる

食べもの

コンビニがひとつもない城内坂通り界隈。
ですが会期にはさまざまな食べ物出店を楽しめます。焼き芋、パン、ソフトクリーム、カレー、ホットドッグ、コーヒーに生ビールにソフトドリンク。途中にはお蕎麦屋さんや喫茶店、定食を出すお店がいくつもあり、、

あーーー
いろいろおすすめを書きたいけれど今日はそういう記事ではないので、他をご参考に(悔しみ

食べ物関係は年々充実してきていて、どこかしらから香りが漂ってきます。

かまぐれの丘の石段を下ったところに出ているブースのカレーパンを、通り向かいの階段に座って食べるのが定石。

ほっとるーむ けやき
陶知庵
益子焼しのはらさんの奥にある喫茶は、ひと休みできる穴場

益子陶器市の場所と、車で30分ほどしか離れていない笠間の陶炎祭をハシゴする方も多いと思いますが…

笠間稲荷神社

昨年から寄るようになったのが笠間稲荷。
決して大きくはない神社と周辺ですが、こじんまりしていながらほどほど賑わいもあり、名物のいなり寿司を目当てに寄るようになりました。

今年は通りのどの軒先にも菊の鉢植えがわんさかと並べられ、ひときわカラフルになっていました。幸運にも菊まつりの会期中だったようです。(菊の開花が遅れたためにまつりが延期されていたそう)

サル、猿回しを観覧。

残念だったのは、二ツ木さんのくるみ稲荷が売り切れにより買えなかったこと。人出もあったし、15時過ぎていたし無理だったかーー

こちらは昨年のもの。
かなり甘めの味付けがくせになるいなり寿司

でも安心してください。
この通りは和菓子屋や土産物屋さん、いくつもあります。幸せだんごさん、芋の串団子美味しかった…!

少し冷えてきたので麺ものを食べての帰途でした。
けんちんうどん、美味しかった。

笠間ではなく、佐野にハシゴした年もあったり、

めん一番さんの生姜ラーメン

茨城・古河駅近くの丸満餃子は友達といつも寄ってましたねー。最近行ってないなあ。

ホワイト餃子的な。

ふ――書きたいこと書いてちょっとスッキリ。
※出し切ってはいない模様

ちなみに益子焼の他に好きな焼き物は、山口県の萩焼、岐阜県の織部焼、島根県の出西焼(出西窯)です。ではでは。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集