![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/152142768/rectangle_large_type_2_563b3e193717748c74a17e711308b7a9.png?width=1200)
虎に翼107話(重遠の孫)
星家家族問題
航一「呆れてしまいましたよね。
欲張りになっていました。
新潟から戻ってから、
諦めてきたことに次々
手を伸ばしたくなって...
寅子さんと夫婦になれたから
次は子供たちとももっと
家族らしくなれるんじゃないかと。自分に寅子さんのように
溝を埋める力なんてないのに
気が大きくなっていて..
魔法が解けた気分です」
寅子「ちちんぷいぷい
今 欲張りで気が大きくなる
魔法をかけました。
2人 力を合わせて子供たちとの溝を埋めていきましょうよ」
航一「なるほど・・。
ごめんなさい。
ちちんぷいぷい。
はあ~」
のどか「お兄ちゃん
どうにもならないことに
腹を立てるの やめなよ。
疲れるから」
朋一「分かってるよ」
(寅子は、ひとが諦めている事にも、どんどん土足で踏み込んでいく)
・・・・・
花江「お姑さんも
航ーさんのお子さんたちも
いい方ばかりで..」
優未「お母さんは
余計なことばっかり
してるけどね」
(自分に踏み込まれるのは嫌い。慌てて話題をそらし...)
寅子「花江は どうなの
玲美さんとの嫁姑のような同居は?」
花江「聞いてこないのよ。お料理の時 私に味見の確認を..」
・・・・・
直明「僕の生徒に 裁判官の仕事に興味がある子たちが大勢いて 勉強会開いてくれないかな?」
寅子「バス会社と運転手と車掌を訴える事件があったわ。
ケガをした男性は酔つ払っていて女性車掌の注意を聞かなかった。
乗客の多くは制止を聞かずにバスに乗り込み事故が起こった。
判決は被害に遭った男性の過失も認めて賠償金は請求額の3分の1になった」
春子「それって 車掌が男性だったら起こらなかった事件ということですか?」
寅子「そこまでは明言できない。
ただ女性が社会に出ると
こういった問題に巻き込まれたり男性と比較されることが多くなるのは事実ね」
良助「でも好きで働いてるんでしょ?女は。
男は絶対働いて家族を養わなきゃいけないけど女は違う。
自分で働くことを選んだのに
何で文句を言うの?」
秋山「やだ なに言ってるの?」
直明「良助それは違うよ」
稲垣「社会に出て働きたい
女性は大勢いるんだよ」
良助「どうして働きたいの?
自分から つらい思いをしに
行ってるってこと?
女は働かなくてもいいんだ。
そっちの方が得だろ?」
小橋「分かる!」
(良助の意見を全否定はできない。専業主婦を構想する事に比べて、専業主夫を構想するには、多分特定の相手が要る)
・・・・・
優未「私はお母さんや
直明兄ちゃんとは違うの。
お休みの日まで、
お勉強したくないの」
航一「そうだね。
休みの日は休まないと」
百合「ねえ 何かしたいことある?」
優未「じゃあ お散歩」
航一「ついでに駅前の喫茶店にも行きましょう。
のどか…散歩に行くんだ。
のどかも どうかな?」
のどか「… これから友達の
展覧会に行くから」
航一「ではまた今度」
光