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虎に翼88話(重遠の孫)
寅子「ご一緒している裁判に、相応しく無いかも知れません。ど〜しても、被告人側、差別を受けている方達に、気持が寄ってしまいます」
・・・・・
優未「それでね その嫌われてる子が転んだ子をおんぶして
私が荷物持って山を下りた」
寅子「へえ〜 優しいのね」
優未「えっ❓違うよ⁈
だって 困ってる子を助けるのは
普通のことでしょ」
(行為者=優未の気持ちと、
寅子の見方【優しいのね】は、
ずれている。優未はドライ?
寅子はウェット=感情に流され易い⁇)
・・・・・
入倉「朝鮮語だからバレないと思ったんですよ。
被告人も何も反論しないで
黙り込んじゃったじゃないですか」
汐見「えっ?でも そんな翻訳が出たら、被告人自身が反論するんじゃないかな」
香淑「諦めちゃったんじゃないでしょうか。日本で懸命に働いても
ずっと異国人扱いで 居場所もなく、味方もいなくて 抵抗しても 更に悪いことが起きそうで…だから...」
(入倉、汐見、香淑の見方はそれぞれ違う。
男と女?
日本人と朝鮮人?
差別者と被差別者?
ひとり一人の来歴〈生まれ、育ちの全て〉によって、みな違う。
でもこの場合は、
おそらくは近い立場の香淑の見方が、真実に近いのだろう)
顕洙「広洙へ。
広洙 きちんとご飯は食べているか眠れているか どうだろうか
先日は差入れをありがとう。
私は健康に過ごしている。
迷惑をかけて すまない。
(誤訳)
私が中を 完全に燃やしてしまったせいで心配をかけただろう」
香淑の(正訳)
「私が気を揉ませてしまったせいで心配をかけただろう」
(意図された「悪意」が無かったとしても、「読む」=「読み取る」という行為も、ひとり一人の来歴によって違っている。
ドラマだから とやかく言う事ではないが、「証拠」の翻訳を 寅子が私的に依頼するのは如何なものだろうか)
・・・・・
航一「全ての事件に公平で
いる
なんて無理ですよ。
もちろん感情が
法を超えてはいけません。
でも裁判官だって人間で
揺れ動くのは当然だ。
先人たちはそれも分かっているから合議制を作ったのでは?」
・・・・・
自分の判断にも、他人の判断にも
それぞれの来歴があることを尊重すれば、争いは少なくなるのでは無いでしょうか。
(for未来のために出来ること) 光