【理系】と【文系】に分かれた理由はお金だった
先日、上の子の学校説明会がありました。
話題は「大学受験とそれに伴う進路の選択」についてです。
ざっくりいうと「理系、文系どっちにするの?」というものです。
そういえばワタクシも高校生の時に
「理系コース」と「文系コース」の選択をしました。
ワタクシの場合は数学が大の苦手だったので消去法での「文系コース」でしたが。
なぜ日本は理系と文系に分かれているのでしょう?
ワタクシは以前、サイエンスライター・竹内薫さんの
『理系バカと文系バカ(PHP新書)』の構成のお手伝いをしました。
その時に調べたのですが「文系と理系は学校の都合で生まれた」ということです。
社会学者の橋爪大三郎さんによると、
日本で「理系」と「文系」の定義ができたのは、明治時代の旧制高校だそうです。
(出典:『橋爪大三郎の社会学講義(2))
文系は黒板とノートがあれば学ぶことができますが、
理系は実験設備などにお金がかかる。
そこで、お金のかからない学部を文系、
お金のかかる学部を理系とわけていました。
そして、数学の試験をして理系学部の生徒数を絞ったようです。
それが今も根強く残っているということですね。
理系と文系
その後の人生を決める大きな選択でありながら
そもそもは「お金」が理由だったなんて少し不思議な感じがします。