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秋には「腎」を養い、冬を迎える準備を!猛暑のダメージを最小限に

2024年は記録的な猛暑が続きました。特に福岡県の太宰府市では、9月17日時点で59日目の猛暑日を記録し、これは日本で年間最多の猛暑日となっています。また、西日本や近畿地方を中心に、9月中旬でも35℃を超える地点が多く、関東でも暑さが戻っています。9月23日の彼岸も近づいているのに。
これだけの猛暑、体のダメージも甚大です。先手、先手で体のケアーを心がけたいものです。

四季がなくなった日本

近年、異常気象が続き、「四季がある」日本ではなく、暑いか、寒いかの両極端。すぐに寒くなりそうです。

腎は老化と関連が深い

暦では11月から1月の3カ月間は「冬」。気が早いようですが、この季節を主る腎を秋のうちに養って、冬を迎える準備をしましょう。
腎は成長や老化とも関係が深く、次のうち思い当たる症状が2つ〜3つあった場合、腎の弱りが考えられます。 

□最近、物忘れをする
□白髪が増えた
□耳が聞こえ難い
□歯が弱くなった
□風邪でもないのに声がかれる
□立ちくらみ
□足が冷える
□腰から膝にかけて重だるい
□尿が近い
□夜お手洗いに起きる

秋も体を冷やさないように

◆ 足・腰を冷やさないよう注意 

暑い夏の間、空調の効いた部屋にいる時間が長かった人は、足元が冷えています。自分では冷えていると思っていなくても、足首やふくらはぎに触れてみた時に、膝下よりも温度が低いと感じるなら冷えています。
素足にミュール、ヒップハングパンツの流行で、足首、お腹から腰を冷やしている女性をよく見かけます。流行も取り入れたいのは分かりますが、健康にも配慮を。
また、汗をかいたり雨に濡れた場合は、そのまま放置せず、すぐに着替えましょう。

◆ 穏やかに保温するのがよい

特に上記のチェックで思い当たる症状がある人は、足腰の保温を考えましょう。重ね着の場合は、締め付けないように注意しましょう。ゴムの跡が残るような靴下などはリンパの流れも悪くします。

◆ 水分、生もの、甘い物の摂り過ぎに注意

水分、火を通さない物、甘いものは全て体を冷やします。夏の間、熱中症予防に、水分を取る習慣がついていますが、そろそろ過剰に水分を摂るのは止めた方が良いでしょう。又果物や野菜などを火を通さないで食べると体は冷えてしまいます。甘い物を好きな人は、回数を減らしたり、量を控える等ストレスが溜まらないように工夫をしましょう。
ジュースやコーヒー等の糖分にも注意しましょう。また、果糖(果物、果汁100%飲料等)は摂らないよう注意を。

寒暖の差があるとき、体を休めて

◆ 夜は早めに寝る

秋は陰陽でいうと、陽が消えゆき陰が生まれる時期です。腎を養うには、早く寝て、早く起きるのが良いとされています。

◆ 立ち続けると腎を傷めてしまう

長い時間立ち続けると腎を傷めてしまいます。立ち仕事や台所仕事の多い主婦は立つ時間が長くなります。
数分でもいいから身体を水平にして足を上げる事ができればベスト。体を横たえる事が出来ない時には、椅子に腰を掛けて足首を上下に動かす等ふくらはぎの筋肉を伸縮させる動作や腰回しをしましょう。

秋の味覚を楽しもう

◆ 腎を補う「栗」「くるみ」「黒豆」
これらの物は腎を補います。食べ過ぎると消化に悪いですが、毎日どれかを食べるようにするとベストです。ただ、基本的に「地のもの、旬のものを頂く」のが、一番良いです。くるみには老化防止効果もあります。

どうか、秋らしい日本晴れが、見られますように!