「えっ、これって日本人だから?」海外で気づいた"あるある"な大切にしたい心
海外で暮らし始めて、気づいたことがありました。「あ、これって日本人ならでは」って。今日は、私が海外生活の中で「やっぱり大切だな」と感じている日本人の心について、つらつらと書いてみます。
1. 「あ、ごめんなさい」って実は人と人を繋げる言葉
オーストラリア人の友人からすると「Im sorry」と私が何度も言うことが不思議だったようです。
電車で誰かとぶつかりそうになった時、人の前を通る時、ちょっと声が大きくなっちゃった時...。日本ならばつい「ごめんなさい」って。
これって実は、周りの人のことを考えられる繊細な心から生まれているんだな、って最近思うのです「迷惑かけちゃったかな」って考える優しさ。「ごめんなさい」って言われると「大丈夫ですよ」って言いたくなる、小さな交流が生まれます。
2. なんとなく察して動いちゃう、これも日本人
「お茶もうないかな?」って思った時、気づいたら誰かがお茶を入れてくれてる。「疲れてるのかな?」って思ったら、周りが自然と助けてくれる。
まさに、あうんの呼吸。オーストラリア人にもと期待をするとがっかりします(笑)。言わないとわからないオーストラリア人。時には言葉以外で気持ちが通じ合えるって、素敵なことだと思います。
3. 「もったいない」の言葉に隠れた大切にしたい想い
私が洗剤の最後の一滴まで使おうとしてる姿を見て不思議そうにしている友人。
「もったいない」と独り言のように言うと、意味を聞かれました。
英語では説明できても、なんか違う。
物を大切にする心って、今の時代だからこそ価値があるのかもしれません。
4. みんなで「わいわい」する空気感
お弁当をシェアしたり、旅行のお土産を配ったり。
「一人より、みんなで」って考え方は、私の父がよく口にしていました。
個人主義の国では、自分の分は自分で、っていうのが基本。でも、分け合うっていう文化は、一緒に体験できるつながり感がよいと思います。
5. コツコツ頑張る、これは強み
「なんでそんなに練習するの?」って友達に言われることもあります。でも、小さな努力を積み重ねる。これって、私たち日本人の特徴だと思います。
6. 「ありがとう」を形にする習慣
頂き物をした時に小さなギフトに手書きの手紙を添えて渡しています。これは感謝の気持ちを形にしたい想いです。
LINE一本でも済むのに、お礼の手紙を書く。これはやはり、日本人できる心遣いです。祖父母から教わった私が一番大切にしたいところです。
最後に
海外で暮らすと、新しい発見がいっぱいあります。長く住めば住むほど、戸惑うこともありますが、持って生まれた日本人のDNAは変わりません。
「日本人はこうあるべき!」ってことではなく自然と身についた心遣い。日本人は素晴らしいと世界で評価されていると思うのです。
グローバル化が進む日本において、この日本らしい心遣いを守りながら多様性を受け入れる、調和のとれた社会を築いていくことが重要に思います。