🇦🇺街で見かける「グルテンフリー」って何だろう?私の気づきと発見
ここ最近、スーパーマーケットでクラッカーやパンなどに「GF」(Gluten Free)のマークを見かけるようになりました。友人がグルテンが食べられないと言っていたこともあり、グルテンフリーが何か特別な健康食品かな?と思っていました。再度、色々調べるようになり、これが多くの人にとって大切な情報だということに今さら、気がつきました。
今回はグルテンがどんなものかというよりは、オーストラリアでは、グルテンフリーが生活の中になじみ始めていることを紹介したいと思います。
私の「グルテンフリー」との出会い
10年ほど前、友人と食事をした時のこと。ラーメン屋さんの前で足が止まりました。「ラーメン美味しそう」と彼女が言いました。「でも麺にグルテンが入っているから食べられないわ」と言葉が続きます。当時は、他人事のように思っていた私。運動する時間が長くなり健康がキーワードになってきました。そして、その時にグルテンという単語が頭から離れず、私もグルテンフリーについて興味を持ち考えるきっかけになりました。
グルテンって何?
簡単に言うと、小麦などの穀物に含まれるタンパク質です。パン生地をこねていくとモチモチしてくるアレ、実はグルテンの正体なんです。試しにグルテンフリーのパンを食べ比べてみると、普通のパンに比べてモチモチ感が多少ない気はします。
でも、このグルテンが体質的に合わない人がいるんです。友人もその一人でした。またグルテンが体の中に入るとよくない人もいるということが徐々にわかってきました。
オーストラリアで気づいた違い
日本とオーストラリアの違いで面白いと思ったのは:
パンコーナーには各社グルテンフリーのパンがありました!日本で見つけるのは難しかったので、容易に見つけられたことに驚きました。物によっては、普通のパンよりも値段高めなものもありました。
今まで売られていたブランドのクラッカーも最近では、グルテンフリーのパッケージが目立つようになりました。(お値段は普通のものとほぼ同じ)
特別なことじゃなく、周りの理解度が当たり前の選択肢として受け入れられている
グルテンを含む意外な食品
友人から教えてもらって驚いたのは、こんな食品にもグルテンが:
醤油(え!?)
ビール
お菓子のコーティング
ソースやドレッシング
餃子やシュウマイなどの皮
うどんやラーメンなどの麺類
でも大丈夫!代わりの食べ物がたくさん
オーストラリアで見つけた美味しいグルテンフリー食品:
キヌアのサラダ:健康的で美味しい!
グルテンフリーのパン:パンとはまた違った触感が楽しめる
箱に入ったクラッカー:グルテンフリーとは思えない普通のクラッカー
小麦粉の代わりに米粉を使う(しっとりもっちり系)
レストランやカフェで
メニューで、グルテンフリー(GF)の表記があるかどうか
ソース類にグルテンが入っているか聞く
意外な発見
グルテンフリー生活を続けて気づいたこと:
料理の幅が広がる
食材の成分表示をよく見るようになる
意識が変わると新しい食材との出会いがある
体調管理に敏感になる(グルテン製品を少し続けて食べると鼻アレルギーがでたり、便秘する)
最後に
グルテンフリーは、必要な人にとっては大切な生活の一部。自分には関係ないと思いがちなのですが、調べてみるといろんな発見がありました。なくても大丈夫なものだとしたら代用品でおいしく作っていきたいと思うようになりました。
一番大切なのは、自分の体と向き合い、楽しく美味しく食事ができる選択肢を見つけていくことなのかなと思います。
オーストラリアで暮らして、食の多様性を受け入れる文化に触れ、私も視野が広がりました。それぞれの必要に応じた食事選択や楽しみ方がある、干渉しあわない、そんな風土が素敵だなと感じています。