文学フリマ東京39!
2024年12月1日の文学フリマ(東京)に、望月麻衣さんが率いるサークル『新月館』にて 新刊「北海道アンソロジー」が頒布されます。そこに私も参加させていただきました。
表紙、背表紙はこちら。
「北海道アンソロジー」ですので、どのお話も北海道が舞台です。
参加メンバーは、望月麻衣さん、きたみまゆさん、寺地はるなさん、藤白圭さん、保坂祐希さん、町田そのこさん、そして桜井美奈です。
凄い作家さんたちばかりで、途中で自分はここで書いても良いのだろうかと、怖くなりました。しかも皆さん、本当に上手で面白いんですよ。
ヤバい、場違い過ぎだ。書いたはいいけど、別の物をもう一度考えようか、と本気で思いました。
でも、私には書きたいテーマがあったんです。しかも、もう書いてしまった。
となると、このままお願いするしかない! と開き直った次第です。それに書き直したところで、私は私。結局、そう大きく変わったものは書けないと思いましたし……。
このアンソロジー。最初は望月さん始め、私を含めて数名で飲んでいたときに話が出ました。
ええ、飲んでいたんですよ。もちろんコーヒーやジュースではないです。しかも、まあまあ飲んでから2件目での話です。
本を作ろうとなったはいいものの……みんな酔っている(笑)
それに皆さん、本当にお忙しい人たちばかりですし、実現するのだろうか? と思いました。
と言いつつ翌日、私は望月さんにメッセージを送りました。「同人誌の話、本気にしています!」と。
ある意味、翌日も酔っていました(笑)
でも、書きたかったんです。ずっと、商業でOKが出なかったこの題材で!
今回私が書いた小説のタイトルは「氷上のジゼル」です。
「氷上」です。
「表情」ではありません。もちろん「表彰状」でもありません。
氷の上です。氷の上ですることなんて、一つしかないじゃないですか。
はい、ワカサギ釣りです。
……すみません、無駄にボケてみました(最近、船を買って釣りをしている人と話しをしていたので、つい…)。
フィギュアスケートです。
スケート好きなんです。世界選手権や全日本選手権、全日本ジュニアに、東日本選手権に、インターハイを現地観戦する程度なライトなオタクです(マジで重度な人は、こんなものじゃないです!)。
で、ライトとはいえ、スケートファンですから、これまで面識のある出版社の人にはずっと「スケートモノを」書きたいです!というのですが、まあ…だいたい、笑顔で(苦笑いともいう)スルーされる感じでした。
ああ、このままだと私、フィギュアスケートを題材にした小説を出さないまま終わるな……と思ったので、今回、こちらで書かせていただくことにしました。ちなみに内容は、
あらすじ
17歳の龍川氷央(たつかわひお)は、母親とともにカナダから北海道へ引っ越してきた。そこで突然、トップスケーターの長和凛音(ながわりんね)から振付を依頼される。だが氷央は、とある事情から数年スケートから遠ざかっていたこともあり最初は断る。しかし凛音のそばにいた、タレントの山田斗亜(やまだとあ)の後押しや、母親からの脅し(?)もあり、結局引き受ける羽目になり――。
普段スケートを観ない方にも楽しんでいただけるように書いたつもりですし、スケートが好きな方にも楽しんで……もらえたら嬉しく思います!
ずっと書きたかったスケートモノが書けて、少々テンションが高いです。
こんな素敵な機会をいただけて、本当に感謝しております。ありがとうございます。
執筆陣の作品は素敵で、素晴らしい本なので、できれば、多くの人に読んで欲しいと思っています。
お時間のある方は、ぜひ12/1の文学フリマ東京(そして文学フリマ京都1/19)にお越しいただければと思います。
よろしくお願いします!!
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