不登校あるある カウンセラーさんとどう付き合っていますか
不登校初期、誰でも「相談したい」と思うでしょう。また、「誰か(相談先)につながっている方がいい」ともよく言われます。担任の先生に勧められるかもしれません。
そこで出会うのがカウンセラーさん。
でも、案外不満を感じることも多いようです。
カウンセラーさんとの間で信頼関係を築き、心を開いて相談できればそれがベストなのでしょうけれど、そう簡単にもいかないですよね。
私は、ある程度の割り切りも必要かなと思っています。
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私は、息子が小3のときから地元教育委員会の教育相談のカウンセラーさんにお世話になっています。
そのカウンセラーさんは、自分の考えを押し付けることがありません。じっと私の話を聞くことに徹しています。きっとカウンセリングの教科書どおりの対応なのでしょう。私は話しているうちに自分の考えが整理されるので、自分を定点観測してもらう意味で利用させてもらっています。
発達に関して相談できたのも、専門家とつながっているメリット。発達障害に関することや通級指導教室のこと、行政の支援サービスについてなど、小さな疑問も気軽に尋ねることができ、助かりました。
何の利害関係もないし、友人関係、職場、学校と関係ない相手。そして自分がしたこと、言ったこと、思ったことを話せて、それに対して善悪などの評価がされない。そういう関係って、貴重なのかもしれません。
同じ教育相談で、息子は別の方に小3から中1までお世話になりました。フリースクール以外の大人との接点を持ってほしいと私が希望していたからです。
担当は30歳前後の男の方。
実際に何をしているのか、保護者には教えない方針とのことですので詳細は知りません。小学3,4年のころはドスドスと地響きがしてきたので、後で本人に何をしたか尋ねたらトランポリンで遊んでいたとのこと。そのほかゲームをしたり、息子が新しく買ってもらったおもちゃを見せに持ち込んだり、自由に遊ばせてもらっていた様子です。定番の箱庭もやったらしい。
本人に尋ねてみたところ、「高校などについて話せたのでよかった。フリースクール以外の大人に会えてよかった。それにパスタがおいしかったし。」
いや、パスタは教育相談の帰り道に寄った店だね。
付かず離れずの関係ですが、それが心地よい。進級・進学したりフリースクールを変えてもここは変わらず中学卒業までは利用できる。私は通ってよかったと思っています。
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小学校ではスクールカウンセラーさんにもお世話になりました。
たまに学校に通って教室にいられないと相談室に行かせてもらったり、学校の様子を聞かせてもらったり、私たちと担任の橋渡しのようなこともしてもらえたので、つながる意味はあったとは思います。
欠点はカウンセラーさんがいる曜日が限られていてすぐに面談することはできないところ。電話予約して翌週か翌々週に面談となると、「今、話を聞いてほしい」という気持ちは満たされなくて、使いづらいと感じました。それからカウンセラーさんが3年程度で異動してしまうのも残念でした。
また、学校復帰をしてほしいというカウンセラーさんにはNo thank youと思ったことも確かです。当時すでに居場所をフリースクールに見つけていた息子に学校に戻る意味はなかったのですから。
小学校卒業まで1,2か月に1度通っていましたが、惰性で通っていた部分も、正直なところありました。
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カウンセラーさんとは、相性がありますよね。
学校に行かない子どもと家に閉じこもっていると、心まで塞がれてしまいます。だから、数か所風穴を開けた方がいいのは確かです。
でも、そこから隣の家の洗濯物の柔軟剤のにおいがしたら(私は柔軟剤が苦手です)、困ります。
カウンセラーさんも人間なので相性があるのは仕方がありません。
参考になる助言は取り入れて「?」と思うことは聞き流す。
合わない人と無理につながる必要はないので、合わなければ別の人を探せばいい。
別の人を探すことに疲れるくらいならば探さなくてもいい、くらいに思えばいいのかなと思います。
また、風穴はカウンセラーさんだけではないのかもしれません。
不登校ママ友から他のお子さんの話を聞くのは、何より参考になりました。年長のお子さんをもつ先輩ママ友の話、自分の子どもと全く別のタイプのお子さんの話、年下のお子さんの話などなど。自分の話を聞いてもらったり、「そうそう!」と共感して盛り上がったり、自分の経験を話して参考にしてもらったり。
そしてこのnoteで他の方の記事を読むことも、私にとっては風穴のひとつです。
不登校に関することや広く子育て・教育関係など、いろいろな考え方に触れることで自分に足りなかったことを教えられています。
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