見出し画像

不登校あるある 学用品,どうしていますか―中学校編―

前回は学校に行かない小学生の学用品について書きました。

中学生の場合は,まずは制服のことが問題になります。

桜川さんの息子の中学校は,男子は詰襟の学生服です。

中学校は,放課後でも学校に行くときは制服を着ることになっています。だから,一応は持っていたいけれど,買うのはもったいないです。

メルカリで買おうとしたらサイズが合わず,ちょうど入れ違いで卒業する子を持つ方から,ワイシャツから上着,ズボンまで一式を譲ってもらいました。これがサイズがぴったりで,直さなくても着られたのです。

これで余計な支出をしないで済んだ! 

私ってやりくり上手な賢いママだわ。

…と思ったら,なんと来年から制服が変わるのだそうな。

中学校の女子の制服は,「金八先生」で三原順子(「じゅん子」になる前)が着ていたものにそっくりの紺のベストとスカート。今どき公立中学でもアイドルみたいなかわいい制服が多いのにこの制服は子どもたちに不評で,うちの娘はその制服が着たくないというだけの理由で一時期私立中受験を考えていたほどです。

だから変更することには納得するけれど。

でもうちは来年3年生だからあと1年間だけだし。

そのうちの10日も学校に行かないし。

当分の間は旧制服での通学も可にしてもらえないかな。

どうせたまにしか行かないから、いっそ詰襟で学校に行かせてしまおうかな。

男子の場合,学ランならばネットフリマで手に入りやすいし,そうでなくても成長が早いため在学中に買い替えることも多いので比較的入手しやすそうです。一方で女子の制服は同じ中学校を卒業する子のおさがりをもらわないといけないし,中学入学時には身長の伸びが止まるので,在学中に買い替えることも少なそう。女子のお母さんはどうしているのでしょう?

周囲の不登校の子には,登校時に私服という子もいました。たまにしか行かないのだから,そう割り切るのもありですね。

うちの息子くんは中学で2年生に進学するころから英語に興味を持ち始めたので,新年度のご挨拶に行ったときに学校の先生に勉強法を相談したところ,中1で使用していたドリルを勧められました。

うちは購入していなかった(中学から教材費を払っていない)ので,注文していただきました。

これがカラー刷り180ページほど,解説・解答,単語練習帳,会話練習帳の3冊の別冊がついて,お値段なんと590円。

安い…。書店で買ったら1500円くらいしそう。

安くてラッキーというよりも,公教育の力を見せつけられたように感じて,複雑な気持ちになりました。

学校に行っていたら,こんなに安価で上質なものを手に入れられるんだ。

単純に,取次,書店といった流通過程を経ないで教材会社から直接購入しているから安価だというだけのことなのでしょう。

けれど,学校外の教育が手に入れ損ねている恵まれた環境の象徴のようで、軽く打ちのめされてしまいました。いつも書店であれこれ悩んでもっと高いドリルを買っているのに,この差は何なのだ。

気を取り直して考えれば,これを利用しない手はないわけで,ふだん学校に行っていない,教材費を払わないというご家庭も,学校の先生に相談して特定の科目の教材だけ注文させてもらうのもいいですね。

それにしても,さんざん学校に行くのは面倒だと書いている桜川さんですが,ちゃっかりお世話になっていますね。

学校が嫌いというわけではなく、制度として学校に縛りつけられたり,行政の教育支援を受けるために学校が介在することに抵抗感があるのでして,そのあたりは何が一番いい方法なのか,今後も考えていきます。


よろしければサポートをお願いします。いただいたサポートは,自由で多様な学びのあり方について勉強する費用に使わせていただきます。