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本当になりたいものは何か、どうすればわかるのか

皆さんは今、自分を紹介するための言葉を持っていますか?
営業マンですか?専業主婦ですか?カメラマンですか?個人事業主ですか?
そしてそれは、本当になりたいものでしたか?

私は双極性障害で、一児の母で、現在の仕事は友達の手伝いで、ほぼ無職に近いと思います。この中になりたくてなったのは一児の母ですが、なりたかったものかと問われると考え込んでしまいます。
子供は欲しかったけど、それとこれとは別というか…。

双極性障害と診断がおりて、仕事を続けられなかったのは障害のせいか!と気づいた私は、この先何をして生きていけばいいのか分からなくなっています。
その答えが哲学にあるような気がして、とある本を購入しました。

『フランスの高校生が学んでいる哲学の教科書』です。

この本の一節にタイトルにある問いが書いてありました。

「本当になりたいものは何か、どうすれば分かるのか」

フランスの高校生が学んでいる哲学の教科書

まさに今の私に必要な情報です。
私の中の哲学のイメージは、『自身の頭の中で深く思考を巡らせ、本当に求めているものを探る』というものでしたが、実際は正反対でした。

デカルト、ヘーゲル、アラン、サルトルなど何人もの哲学者、いや、かなりの数の哲学者がそれを知るには、行動を起こすこと、その選択が正しいか否かを知るにはまずひとつ選んで歩き出すしかないとしている。

フランスの高校生が学んでいる哲学の教科書

衝撃だった。私でも知っているような思考の達人たちは、考えるより行動せよと言っているのだ。この先どう生きようかを悩むより、どう生きたいかを選択して行動してみればいいのだ。

特に、双極性障害である私の悩みは『何を始めても鬱期に何もできなくなるかも』という意識があって、始めることすら怖かったものだから、本当にスッキリしました。

何事もやってみなければ分からないんですよね。だから私は、気分や体調に波があっても楽しく生きる方法を模索し、実現する!を目標に挑戦し続ければいいんですよ。

これはそう思って書き始めた最初のエッセイです。これからの私はデカルトさんやサルトルさんの言葉に従って、まずは行動します。何が花開くのか分からないけれど、開くその日まで。

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