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「内容詰めていきます。」

マネジメント職(営業所長)へ昇格してから2週間。3歳年上(2週間前までは先輩)の部下から言われた言葉ですごく引っかかる言葉があった。

私「依頼した○○の稟議申請はまだですか?」
部下「まだ、できてないです。」
私「いつまでにできますか?」
部下「来週末までに内容詰めていきます。」

      翌週末

私「○○の稟議はどうなってますか?」
部下「・・・すいません。来週末までに…」

よくある会話かもしれないが上司(マネジメント)の立場で聞くとハッとさせられる。

「詰めていきます」という言葉には何も具体性が無いが便利な言葉だと思う。部下の立場で上司に対して使う場合だと手っ取り早くその場(上司からの尋問を)を終わらせて次の話題へ行けるが、アクションが自明で有ることが条件だ。

ただ、上司の立場で聞くと相手への信頼度合いに大きく依存してしまう言葉だ。信頼度が低い相手(部下)からの言葉の場合、こちらの意図通りのアクションを起こしてくれるか不安が生じるが任せた方が良いのだろうと思った。(任せた結果、不安が的中し全くアクションはなかった。→これは任せる=放置になってしまったので本当に反省。)

【言葉のそれぞれのイメージ】
部下 発言側
「内容詰めていきます。」
 ⇒「とりあえず、後で考えて進めよう」

上司(自分)聞き手側
「内容詰めていきます。」
 ⇒「もう、後は任せても大丈夫かな」

他の言葉でもそうかもしれないが、同じ言葉でも使う人・関係性によって本当に意味が変わってくる。当たり前の事だが、それを改めて身に染みた言葉。

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