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役所よ、なぜミドルネームも全部書かせる

Sakuです。

オランダ人パートナーを持つ身としては、日々通訳兼日本の暮らし方を伝える存在として、ときにしんどいこともあります。

彼はオランダ人気質まるだしの、「率直にものを言う」=不満をためこまない性格ですから、なおさらです。


たとえば、最近コロナ自粛中を狙ってか、政治宣伝カーがやたらぐるぐるしていませんか?家にいるからそう感じるだけ?

うるさいうるさいその音声を、彼は

「これは何と言ってるの?なんでこんなことするの?」

と聞いてくるわけです。

そしてSakuが、「日本の選挙宣伝の仕方で、時代遅れで一方的だと私も思ってるけど、まだ続いてる。」と説明します。

すると彼は、「うるさいし変だね。オランダでもキャンペーン中は、チラシをゴリ押しされたりするけど・・車で宣伝することはない」と言います。


だよね~


これはSakuも納得していて、二人の意見が一致している例。

だよね~で済めば、Sakuのストレスも溜まらないですが。


役所にて、当然Sakuが付き添って、通訳して住民票の届け出に記入させたとき。

小さな姓名の欄に、「ミドルネームも全部書いてください」と職員さんに言われるんです。

なぜ!??

そして彼が「なんでミドルネームまで書かなきゃいけないのか、オランダではそんなことはない、なんでか」と聞いてくる。

Sakuも全然意味が分からない。日本にはミドルネームというもの自体がなく、その扱いに役所が戸惑っていることは分かる。でも外国人が増えている昨今、ミドルネームまでこのちいさい欄に書きなさいというのは乱暴だと思う、どうしても書けというなら欄を大きくしてください。。

そしてSakuは「日本にはミドルネームないから。いいから書いて」と彼に言うしかない。彼はまだ「変だ、変わってる、どうかしてる」とまで言っている。

フラストレーション。

そして、彼が頑張って、カタカナで書いた自分のながーい名前を、役所の人は読めたのか読めなかったのか、「うん、まあ、良いでしょう・・」という風に処理していった。


ミドルネームは、姓と名前の数が限られているオランダ(に限らず欧米)において、故人を識別しやすくなるための機能を持つ。オランダでは3つのミドルネームがあるのが普通のようです。

祖父や祖母の名前が入っていたりして、一族の系統がわかる。そのほか名づけ親の名前が入ったり、親の好きな名前が入ったりいろいろ。

けれど日常の、それこそ役所に出す書類、そんなに重要ではない書類には、ミドルネームを全部書くという習慣はない。


ということで、外国人労働力を増やそうとしている日本の政府よ!

まずはミドルネームを全部書いてください、なんていう習慣を見直してみてはいかがでしょうか。

それに限らず日本人ならサックリ問題なくいくところが、外国人だと例外のことが起きるわけで(ハンコとかも)、全体的に見直して、日本人にもスムーズにいくような仕組みになったらいいね。













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