外国暮らしと”本”の話 電子書籍?
外国で暮らすと決めた人間は、生活のあらゆる部分であきらめなくてはいけない。
それは「外国に骨を埋めるぞ」という熱い覚悟というよりも、現実的で、庶民的な生活の中での結果としてのあきらめだ。
お風呂に肩まで浸かるのが毎日の習慣であっても、バスタブ付きの部屋が見つかるとは限らない。立派なバスタブと周辺の治安とを天秤にかけて、バスタブ付きという要望をリストから外すしかないときもあるだろう・・・。命あってのお風呂だから。
食事、医療から美容院や郵便事情まで、現地の水準というか当たり