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残り117日-インドと星新一の”プレゼント”。あとブラック研究室とか(145日もあれば無知無知な理系大学生でも共通テスト世界史8割いけるんじゃないか)

今日は少し勉強から少し外れた内容でお話ししたいと思います。

最近新しい楽しみが増えまして、それは寝る前の読書です。

当たり前ですが寝る前は眠たいです。だから通常、本なんて読めないのですが、詩や短編といった比較的読みやすい本は寝る前のほんの少しの時間ととても相性のいいことに気付いたのです。

そして、研究室がおやすみの今日、ごろごろ昼寝の前に星新一さんの短編集を読んでいたら世界史と繋がるお話を発見したので、世界史の復習がてら紹介したいと思います。

星新一”プレゼント”

星新一さんは知る人ぞ知るショートショートの名手。ショートショートとは原稿用紙10枚程度の短編よりさらに短い短編を指します。

そのなかで僕が読んだのは、短編集「ぼっこちゃん」収録の「プレゼント」というお話です。ショートショートはオチが命、なのでネタバレにならない程度にあらすじを紹介します。

核戦争の火花が咲き誇る地球。それを眺めるラール星人は地球にある”プレゼント”を送ります。そのプレゼントとはトカゲとカバを一緒にしたような6本足のまさに怪物。怪物は地球上を荒らしまわります。この惨状を見た地球人は核戦争を休止、怪物を倒すべく一致団結。見事怪物を倒すのですが・・・。

大変面白いストーリーです。短く、読みやすいのでぜひ読んでいただきたいです。

さて、ここで僕が注目したのは一時は核戦争をするような仲だった地球人が怪物の出現によって手を取り合った点です。世界史を振り返ればそんなことがあったような・・・。

インドに送られたイギリス統治という”怪物”

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インドの歴史を見るとき、切っても切り離せない国がイギリスです。

時は19世紀、今のインドがある位置にはムガル帝国が存在していたのですが、ムガル帝国の衰退期を狙ってイギリスが植民地化を開始。1850年にはインドのほぼ全域を支配し、ムガル帝国は名前だけの存在になってしまいます。

インドはなんとか独立を果たそうと、第一次世界大戦時には戦後の自治を条件としてイギリスへの全面協力をしますが、その約束が守られることはありませんでした。

インドが独立を果たしたのは1947年。イギリスはインドに対して莫大な借金を背負っていたため支配が困難に。ついにインドへ権力を譲渡します。

イギリス統治という怪物によって手を取り合ったインドの人々。しかし、その怪物の撃退はインド国内に眠っていた”怪物”を目覚めさせます

その怪物の名前は”信仰”。ヒンドゥー教を中心とした地域とイスラーム教を中心とした地域で争いが勃発。

現在ではヒンドゥー教を中心としたインド、イスラーム教を中心としたパキスタンに地域が分離し、お互いに核を保有している極めて危険な状態になってしまうのです。

ブラック研究室に君臨する怪物

こんなことを考えているとブラック研究室のお話を思い出します。

ブラック研究室の定義は曖昧ですが、今回は支配力が強く、学生をこき使う教授が統治する研究室をブラック研究室の定義とします。

僕の所属する研究室はブラックではないと思う(思いたい)のですが、聴いた話によるとブラック研究室を見極めるポイントの1つは研究室の学生同士の連携の強さだそうです。

「連携が取れているなんて良い研究室ではないか」

その通りです、連携が取れていることはなんら悪いことではありません。問題はなぜ連携が強くなったのか、です。

研究室はある種の密室です。そんな中、横暴を働く教授に耐えるためには学生同士で支え合うしかないのです。だから必然と学生同士の連携が強くなるというわけです。

しかし考えてみると、そんな横暴な教授でもその支配が解けるとインドのような別の問題が生まれてしまうのかもしれません。

人間は”怪物”の存在によって繋がっているのかもしれません。

だからといって横暴な教授はお引き取り願いたいものですが。


そろそろ世界史の勉強も、研究も真面目にやらねば。

明日も見てくれると嬉しいです。

それでは

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