読書記録『限りある時間の使い方』
こんにちは。アートワークセラピストのsakurakoです。
今回は自分を大切にするということでも必要となってくる時間のとらえ方をテーマにお話したいと思います。
今年からアート以外のテーマも扱い発信テーマが広くなっていますが、その背景に関する記事はこちらから読んでみてください。
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世の中は便利になるにつれて忙しくなっている?
社会人になると時間に追われて焦ってしまったり
やることが終わらなくて不安にかられてしまう。
日々、やることがいっぱいで「時短」や「効率化」なんて言葉ばかりのライフハックを検索したり、本を読んだりする方って多いんじゃないかと思います。結構疲れてしまいますよね。
わたしはコロナ禍以降はほぼフルリモートで働く生活をしているのですが、30分単位で会議が詰まってしまう日もありました。
テクノロジーが進化して誰とでも気軽にWebで会うことができるのは素晴らしいです。しかし、効率化され、新たに生まれた時間にまた予定が入ってやることが増えたのではないでしょうか。
なぜ世の中は便利になるにつれてどんどん忙しくなっているのでしょうか?
時間は有限であるということ
年末に読んだ本でおすすめしたい本を紹介させていただきます。
いままでの効率化などの時間術に関連する本とは異なり、大切なことに集中するために主に以下のようなことが主張されています。
・時間が有限であることからやりたいことをすべてやるということ自体を諦めるということ
・いかに有意義に過ごすか、何に時間をつかい、何を戦略的に先延ばしにするか
・時間を「コントロール」するということを手放すこと
「やりたいこと」をすべてやれないというのは少し失望される方もいるかもしれません。
しかし、限られた時間の中で優先順位をつけて集中して取り組むことでより有意義な人生をおくることができるということです。
アートセラピーに通じるもの
アートセラピーの考え方にも通じるなと思ったことをいくつか引用させていただきます。
あるべき自分に縛られてありのままの自分を認められず
人生本番を生きずにいつでも自分は準備段階であるという生き方はどうでしょうか?
そのためのやることリストに追われて
完璧にやらなくては、あれこれ完了させていからやらねばと
常に準備段階でいると「今」が流れて行ってしまうのです。
わたしはこの本を読んで「プロセスアート」にも共通する考えだなと思いました。アートをしていると、次に何をするかを考えずに無心に手を動かし、楽しみ、結果が自分を表しているという体験をすることができます。その時間はとても有意義であり、そのプロセス自体からヒントを得ることもできます。
わたしの今年のテーマ
わたしはマルチタスクは得意な方であると思っていました。
しかし、マルチタスクは注意が散漫してしまいミスをしたりかえって集中力が落ちてしまうという危険性があります。
すごい充実感を感じることもありますが、実は心も頭も疲弊してしまっているのです。
この本を読んでから具体的に実践できるものとして以下の2つは実践してみたいなと思いました。
・自分と向き合う時間を定期的に先にスケジュールに入れておく
(自分は手帳やノートでジャーナリングなどをしています)
・もっとも重要なこと3つに絞って1つが完了するまではほかのことはやらずに目の前のことに集中する
以前から『余白』を大切にするという意識でいましたが、子どもが産まれて母という役割が出来てからは『余白』はより強く意識していかないと生み出せなくなってきてしまうと感じています。
自分に余裕をもつと気持ちも楽になるし、見逃していたことに五感を研ぎ澄ますことで創造性がうまれてくることもあるかもしれません。
これまでのように「やりたいこと」リストをつくるだけではなく
「やらないこと」を決めるということも重要なテーマです。
自分が心穏やかに過ごすためにも
『今ここ』余白を生み出す時間のとらえ方 をしたいなと思いました。
これはわたしの2025年のテーマになります。