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アフリカサファリに行くぞ!黄熱病の予防接種は?

アフリカのツアーに参加するのであれば、黄熱予防接種証明書(イエローカード)の要・不要もご確認を。

黄熱予防接種証明書(イエローカード)について

例えば、目的地自体が短期滞在ではイエローカード不要でも、経由地が黄熱病常在国である場合はイエローカードの提示義務があったり、空路での入国ではチェックされなくても、陸路で国境越えする場合にチェックが厳しい、といったこともあります。
また、こういった状況や条件は常に変化しています。

従って、同じようなツアーでも、旅行会社によってイエローカード取得するように言われる場合、”推奨”とする場合、不要と言われるなど様々です。
気になるのであれば、最新の情報の確認とともに、旅行会社にご相談されるのが良いかと思います。

ちなみに、私の友人の中には、何度もアフリカ各所でサファリツアーを経験しているのに、未だにイエローカードを持っていない人もいます。
なんとなく副作用が心配で接種できず、イエローカードがいらないツアーを探して参加するのだとか。

ですが、イエローカードは生涯有効なので、一度受けてしまえばそういったことを気にする必要は無くなります。

実は、私が予防接種を受けた当時(2007年4月)、有効期限が10年でした。
生涯有効になったのは、2016年7月11日から。

なんと、私のイエローカードも、そのまま生涯有効になりました!

こんなことってあるんですね・・・。

そろそろ取り直しを考えていたえていた頃だったので、なかなかいいタイミングでした。捨てなくて良かった。

なお、黄熱病の予防接種は、今日、明日すぐに受けられるものではなく、検疫所など特定の施設でのみ実施。接種日も限られていて、事前予約制です。
(※現在、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、実施を中止している所もあるようです。)

詳細は、厚労省検疫所のページを参考にどうぞ。

他にも、
イエローカード発行に際し、パスポートが必要。
イエローカードは接種後10日目から有効。
黄熱ワクチン接種後、28日間は全ての予防接種を受けることができない。


などなど、色々条件がありますので。

ところで、めでたく手に入れたイエローカードですが、結果的に、私の場合は、入国審査でイエローカードをチェックされた記憶はほとんどありません。(ケニア、タンザニア、ナミビア、南アフリカ、ボツワナの旅行にて)

短期のツアーでのマラリア対策について

それから、マラリア対策も気になるところでしょうか。
マラリアは予防薬も存在しますが、ツアーの範囲では、長袖・長ズボンなどで肌の露出を避けるとか、虫除けスプレーを使うなど、日本の虫除け対策と同様でよさそうです。

虫除け剤は、現地のものの方が効くとか、日本製の方が優れてるとか、アフリカ以外の旅行でもよく話題になるのですが、どっちが良いか?私は体感でもあまり判断できず。

ゴールデンウィーク時期の、雨季のケニアでは蚊に刺されました。

まず、土産物屋の駐車場で。
暑い昼間だったので油断しました。
木立のそばで、半そでの腕を1、2か所ほど。

そこにいた現地のお兄さんが、私のビビった顔を見て察したのか、
「ノー、マラリア!」
と言ってくれましたが、信ぴょう性の程はわからず・・・。

そして2日後の夕方。
キャンプサイトでテントを張り終わった直後に数分のスコールに見舞われ、
雨が止むと、あれよあれよという間に蚊が舞い始め、慌ててテントの中に虫除けスプレーを発射!!

充満した殺虫剤にむせたことの方が、却って心配になりました。

幸いにも、最終的に、マラリアにはかかりませんでした。

ツェツェバエについて

それよりも何よりも、ケニアマサイマラ国立保護区で、サファリガイドさんから「絶対刺されるな!」と強く言われたのが、ツェツェバエです。

ハエですが、吸血により、「アフリカ睡眠病(アフリカトリパノソーマ症)」とか「ねむり病」と言われる病気に感染します。
予防接種がないため、刺されないようにするしかないのだそう。

特にサファリ中、時々、車に入ってきたのですが、ガラス窓にバチバチ当たって暴れるので、すぐに誰かが気づき、ガイドさん共々、皆で一致団結して外へ追い出しにかかったものです。

蚊のように、まとわりつくという感じはなく、油断するとあっという間に刺される、といった風でもありませんでした。

サファリでは、車の天井を開けた状態で走行していることの方が多いので、より入ってきやすいのは、停車している時。
でも、気になってサファリに集中できない、というほどではなかったです。
(自然環境でのことなので、いつもこのような状況とは限らないと思いますが)

ツェツェバエは、アフリカの赤道付近の限られた地域に生息地しているそうです。
マサイマラに行った数年後、同じゴールデンウィークの時期に、マサイマラに隣接する、セレンゲティ国立公園(タンザニア)に行きましたが、あまりツェツェバエを追い払った記憶はありません。

マサイマラに行った時は、サファリ中はラッキーにも、一度も雨に降られなかったのですが、セレンゲティでは、動物が大移動してしまうほど、何度も強烈なスコールに見舞われました。
ツェツェバエが飛ぶ機会も少なかったのかもしれません。

何度かアフリカサファリを経験してきた感覚としては、少なくともツアーで行くところであれば、蚊に異常に怯える必要はないですが、日本でもできる一般的な虫除け対策は行った方が良いです、と言ったところでしょうか。

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sakozou
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