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【映画】ピンクパンサー
アマプラかNetflixで、こういう連休のときにしか絶対に観ないと予想される作品を探していたらとんでもない名作を見つけてしまった。
それが「ピンクパンサー」である。
もとネタは1960年代からピーター・セラーズが主演してかなりの本数を製作されていた「ピンク・パンサー」というコメディのシリーズなのだが、これは名優スティーヴ・マーティンが主演して2006年から2本作られている、一応はリメイクの作品である。
ピンクパンサーという映画を知らなくても、多分、音楽は知ってるんじゃないだろうか。
ヘンリー・マンシーニ作曲のすっとぼけた名曲で、ピンクの豹のキャラクターと共に、映画本編を知らなくても見聞きしたことがある人は多いと思われる。
リメイクとは言っても、設定は現代になっていて携帯電話もあるしPCも存在するので、時代的な違和感はなく観られるし、ストーリーもとりあえず「ピンクパンサー」というダイヤモンドの存在を残しているだけで、まったく別のものになっている。
というか、正直ストーリーはどうでもよろしい。
旧作でも、ピーター・セラーズの演じたクルーゾー警部のドジっぷりを中心にしたドタバタが見どころだったのではあるが、本作のスティーヴ・マーティンのそのドタバタっぷり、動きのキレが狂気じみていて、最高。
ついでにいうと、クルーゾーの相棒のポントン役を「レオン」のジャン・レノが演じていて、こちらもクルーゾーに引っ張り回されてこのドタバタに巻き込まれていく様をあの独特の朴訥さで上手く演じている。
また、メインキャストにビヨンセも出ていて、キャスティングはかなり豪華でもある。
なにしろ、クルーゾーが初登場するシーンからもう、なんとも言えない面白さ、私はずっとニヤニヤし時々爆笑していた。
ものすごく乱暴に言うと、ドリフのコントに似た面白さ。
なにひとつ考えること無く、ぼんやりと画面を観ていて、バカバカしさに笑う。
飲酒しながら観ても、何の影響もない。
年始から素晴らしい映画に出会えてラッキーだった。
これ、続編もアマプラで観られるので、いずれ観ようと思っている(笑)