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人生の移行期(転機)の正しい捉え方

どうも!
ミンティアが眠気覚ましに効かなくなった「さきしま(@Sakishima7)」です。

今日は「人生の移行期(転機)の正しい捉え方」というテーマで書いてみたいと思います!

早速ですが、記憶に残る人生の移行期と聞いて思い浮かぶものがありますか?

移行期で想像しにくい場合は「人生の転機」と言い換えれば、考えやすいかもしれません。

一般的に人生の移行期(転機)とは
進学、就職、引っ越し、結婚、子育て、離婚、病気等を通して考えることが多いようです。

私にとって人生の転機は間違いなく「休職」だと言えます。

「休職」という経験は誰もが当然に通る道ではなく、
それなりに覚悟を伴う選択だと考えられているのが今の社会だと思います。

まだまだマイノリティーであり、当然の選択肢ではない。私自身、休職は向き合ってこなかったテーマだけにどう捉えていいか全くわからずに苦しみました。

そんな時に友人に移行期(人生の転機)の捉え方についての本を教えてもらいました。

今日はそちらをベースにお話しできればと思います。

\洋書翻訳で少し読みにくいけど、内容は抜群に面白い!/
トランジション 人生の転機を活かすために  [ ウィリアム・ブリッジズ ]

休職に限らず、人生の移行期を考える際にはとても参考になる本だと思います。

・人生の転機を状況をどう整理いいかわからない
・これから迎える移行期を正しく考えたい

という方はぜひ見ていってください!

ちょっぴり読みやすいブログはこちら▶︎人生の移行期(転機)の正しい考え方

人生の移行期(転機)は終わったことの理解から

先に結論から言います。
人生の移行期(転機)を正しく捉えるには
「何が始まったではなく何が終わったのかに注目する」ことが大切です。

多くの場合、「人生の移行期=何かが新しく始まった時期」と考えるのはないでしょうか。

進学、就職、転職、結婚、出産、離婚、退職、引っ越し等、わかりやすい移行期はたくさんあります。

しかし、この本ではこれらの転機の前に何かの終わりがあることに注目しています。

私たちが人生の移行期(転機)で度々混乱失敗するのは、新しい生活が始まったからではなく、今までの何を終わらせたのかを正確に理解していないからであると言っています。

具体例(転職の場合)で考えてみる

さて、どういうことでしょう

身近な具体例で考えてみます。

例えば転職という転機の場合

この本では結果としての「新しい会社への転職」ではなく、「今までの会社の退職(終わり)」に注目しようと言っています。

「今までの会社のどの部分を終わらせて、新しい会社で何を得ようとしているのか。」

つまりは「今何を捨てて、何を選ぼうとしているのか」ということを理解することが、転機を成功させるために最重要だということです。

私たちは得るものばかりを考えて行動を選び、裏側にある捨てたものに気が向かいません。

でも人生の移行期を正しく遂行するにはその捨てたものの整理がとても大切なのです!

なぜなら、
新しいものよりも終わりによりその人の価値観や本質が現れるからです。

終わりにその人の本質が現れる

当たり前ですが、
「基本的には新しいものは未経験、終わらせるものは経験済」です。

選んだものとしてより説得力、納得感が出るのはどちらでしょうか。

経験した上で終わらせるのは自分の価値観を反映した納得感の高い行動ですよね。

でもみんなここに注目していない。
もちろん潜在的には終わらせるものを踏まえて新しいものを選んでいると思いますが、あまりそのことに意識がいっていません。

本来、
「終わらせる生活がある→新しい生活へ向かう」の順ですが、新しいもの(未経験)の恐怖から順番が前後して考えてしまう。

本質的な正しい方向に移行する為には
自分の経験(終わらせるもの)に基づいて考えることがとても大切です。

ここを整理していないと、移行した先でも同じ悩みを抱えることになるのですね。。
(同じ理由で転職、離婚などなど。。)

休職の場合で考えてみる

では休職の場合はどうでしょうか。
私は少し特殊だと思っています。

それは「終わらせるものがはっきりわかっていないことが多いから」です。

終わらせるべきものがはっきりしているのならば、それを正確に理解した上で次の方向に進めばいいと思います。

しかし、休職を考えている時は漠然と何が不安で何を心配にして、何を自分が求めているのかうまく整理できていない場合が多いように思います。

休職には入る前の私が実際にそうでした。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。

参考記事:休職の不安が何なのか考えてみた


休職期間には何をしたいと思っているかよりも、ちゃんと立ち止まって何を終わらせようとしているかを考えることが重要なのではないでしょうか。

まとめ

最後にこれまでの内容を踏まえて、
人生の移行期(転機)における正しい捉え方をまとめます。

人生の移行期(転機)を正しく捉える為には
終わるもの→新しく始めるものの順に整理を進める。

①今の生活で何が終わるのか、終わらせようとしているのか正確に理解する
②その理解を踏まえた上で、新しい生活を考える、進める
③新しい生活内で違和感を持った時は①の整理内容を振り返る

※ただし、休職の場合は何を終わらせるかはっきりわかっていない場合もあるので、①と②の間にたっぷりと考える時間をとる

以上、皆様の参考になれば幸いです!
それではまた!

ブログ▶︎ターニングポイント研究所

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