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これぞジム・ジャームッシュのなせる技
"映画"に求めるものは人それぞれだろう。
劇的な展開やドラマティックな出会い、ダイナミックなアクションや大どんでん返しのミステリーなど。
そして誰もが祝福するようなハッピーエンドや、あたたかな結末が待ち受けている。たまに観る側に問いかけるような含みを持たせたラストシーンがあったりなんかして。
大抵の作品が物語という形式をとっている以上そうなることが多いし、観る立場の我々も心のどこかでそれを期待
ウェス・アンダーソン流 家族の在り方
前回に宣言してしまったので、私が愛してやまない映画監督のひとり、ウェス・アンダーソン監督の作品について語ろうと思う。
彼自身や彼が生み出す作品の魅力は挙げ出したらキリがないのだけれど、今日はその中でも家族の在り方について取り上げたい。
と、ここまで書いておきながら筆が進まないこと数ヶ月。そして2023年から2024年へと年を跨ぎ、すでに飽き性の性格が浮上してきている。
軽い気持ちで書くつもりだっ
ティム・バートンに招かれた世界
「これ好き!」と衝撃が走り、理屈抜きでその映画の虜になった幼い頃の私。(たしか小学4年生ぐらい)
ちゃんと観たと言える映画はジブリ作品かディズニー映画、ポケモンの劇場版ぐらいだった当時。
そんな中、世間ではハリーポッターやロード・オブ・ザ・リングといったファンタジー大作映画が盛り上がっていて私の母も映画雑誌を買い込むぐらいには洋画にハマっていたようだった。
その影響かもあってか、アニメーション