赤い実たち
赤い鳥小鳥、なぜなぜ赤い、赤い実を食べた。
向寒の頃にみる赤い実の美しいこと。晩秋から冬に向けて紅葉が深まるにつれ、木々の梢には真っ赤な実がつき、目を和ませてくれます。きっと小鳥たちも、そばに寄らずにいられなかったのでしょう。
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ということで、今日は街路樹や庭木にもよく見る、赤い実をご紹介しましょう。
◎クロガネモチ
日の光を浴びて輝く小さな赤い実と、常緑で光沢のある葉とのコントラストが美しい、縁起物とされる花木です。
◎ハナミズキ
歌で知られるハナミズキは紅葉も美しい花木。ハート形の葉が舞う光景も格別です。
◎ナンテン
「難を転じる」と言われる縁起物。葉はお正月のお飾りや赤飯にもあしらわれます。
◎ピラカンサ
風水の効果があるといわれ、北に飾ると邪気を払い、庭に植えるときには南が良いそうです。
◎ガマズミ
夏に咲く白い花とは一変し、秋になると真っ赤な実がつき、末枯れた葉の風情と共に季節らしい味わいをみせます。
◎ナナカマド
木材質がかたく燃え広がりにくいことから、炭にするまでに七回燃やすといわれ、この名がつきました。夏にはふわふわの白い花を咲かせます。
◎ノイバラ
秋冬になると花屋での取り扱いも増え、とくにリースづくりなどに使われる人気の実ものです。
◎マユミ
檀とかいてマユミ。個性的な可愛らしい実をたくさんつけます。都会ではなかなかみないので、出会えたときの喜びは一入です。
寒くなってまいりました。お大事にしてお過ごしくださいね。
今日もいちりんあなたにどうぞ。
マユミ 花言葉「あなたの魅力を心に刻む」
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フラワーギフト専門店 「Hanaimo」 店主 鈴木咲子
都内生花店向寒の頃にに8年在籍ののち渡独。2000年に南ドイツ、アルザス地区の生花店での勤務を経て帰国後、2002年 通販サイトHanaimo開業。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格
https://www.hanaimo.com/