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読書感想文~がんばっても報われない本当の理由

こんにちは、ともです。
今回は「がんばっても報われない本当の理由 心屋 仁之助 著」を読みました。

著者は、心理カウンセラーとして活動しつつ、本を書いたりテレビに出演したりしている方です。昔は大手企業の管理職をしていましたが、真面目に仕事に打ち込みすぎたあまり職場では同僚とギクシャク、家庭でも上手くいかず、と苦労されていたようです。「真面目にやりすぎる、がんばりすぎる」をやめた結果、様々な事が上手く回り始め、その経験を本にしてくれています。いくつか気になった点について、僕の感想をまとめます。

何もしなくても、価値がある。自分の評価は、自分で決めていい

多くの人は、周りからの評価をよりよくしようと、少なからず何かを頑張っていると思います。しかし、「頑張っているから価値がある」「○○の仕事をしている自分に価値がある」などは、全て他人本意の価値観です。また、「頑張らないと価値がない」と、周りの人に伝えてしまうことにもなります。それでは、自己評価も含めた自分の評価は上がりません。
アドラー心理学でも言われているように、人は存在そのものに価値があります。失敗しても、出来ないことがあっても、価値がある自分に自信を持つことが、幸せの秘訣なのではないでしょうか。

サボる、怠ける、ちゃんとしない、他力に頼る、期待に応えない

例えば上司に仕事を頼まれた時、大きなプロジェクトの企画をする時、スポーツでいい結果を期待されている時など、どうしても「頑張らなきゃ」いけない時って、あると思います。そんな時にこそ、この姿勢が大切です。
嫌な仕事は断ってもいいし、出来なかったらテキトーでもいいんです。どんな仕事も、自分がやらなければ他の誰かが期限までにやってくれます。ただし、引き受けた仕事を途中で誰にも言わず投げ出すのはさすがによくないと思うので、テキトーにやる過程の中で、「他の人を頼る」ことさえ出来れば完璧だと思います。頼られた方も、意外と悪い気はしないものです。
本文の言葉を引用すると、
あなたががんばっているから、他の人が、がんばれないんです。

今回は仕事についての感想がメインになってしまいましたが、その他の日常生活でも応用できる内容かと思います。
アドラー心理学に通ずるところもあり、とても参考になる1冊でした。ぜひ読んでみてください。

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